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2002年12月13日(金) イーナちゃんとテディベア

イーナちゃんとテディベア
En Liten julsaga
(A Little Christmas Story)

1999年スウェーデン
Asa Sjostrom監督


監督の名前ですが、IMDbからコピーしただけで、
正確な発音がわかりません。
日本語では、
アーサー・ジェステムと表記してあるページが
多かったようです。
(でもって、もし特殊な記号が文字化けしていたらごめんなさい)

日本未公開ですし、
英語タイトルも映画祭で公開されたときのものですが、
ビデオやテレビでごらんになるチャンスがあるかと思います。
私は去年のクリスマスシーズンに、
教育テレビで放映されているものを見ましたし、
ビデオショップで見かけたこともあります。

スウェーデンはストックホルムに、
イーナちゃんという小さな少女がいて、
彼女は優しい両親と、ノノーという名のテディベアと
暮らしていました。

どうやら、パパはかなり年食ってからの再婚のようで、
アメリカに、イーナとは腹違いの兄に当たる
ティーンエイジャーの息子がいるようです。
クリスマスということで、
その彼がスウェーデンに来ることになっていますが、
イーナは、まだ会ったことのない「お兄ちゃん」と仲良くなれるか、
非常に心配していました。

ちょうどそんなとき、
イーナは、大事にしていたノノーをなくしてしまい、
すっかり気落ちします。
けれども、ノノーはスウェーデン狭しと
あらゆる人々の手をめぐりめぐり、
意外な方法でイーナのもとに戻ってくるのでした。

「戻ってくるのでした」と書くと、ネタバレになるのかもしれませんが、
1時間足らずの、小さな女の子が主人公の家族向けドラマで、
残酷だったり悲惨だったりする結末を
誰が期待しましょうか?
軽いハラハラ、ドキドキを味わいながら、
好ましいラストまで見守りたい、本当にかわいらしい話です。

スウェーデンの人々の生活を垣間見られるのも魅力で、
イーナたちが暮らす都会だけでなく、
より雪深い地方の生活も窺い知ることができます。
スノースクートで最寄り駅まで行って、
列車に乗り継いで郵便局に勤めている女性が登場しますが、
顔だちからして、少数民族(サーミ人?)かなと
想像できたりします。


ところで、先日「所さんの目がテン」の「寒さ特集」を見ていたら、
実験モデルになっていたフィンランド人の男性が、
肌こそ真っ白いものの、日本人に近い顔だちで
びっくりしたのですが、
それより以前、
「どうしてビョークはあんなに東洋的な顔だちなのだろう」
ある映画関係の掲示板に書き込んだら、
フィンランドに留学していたという人から、
「フィンランドでも、ああいう感じの東洋的な顔の人が多い」
とのレスをいただきました。
そこで、「北極圏には意外と多い顔だちなのでは?」
落ち着くところに落ち着いたのですが、
そういえば、アラスカなどのイヌイットの人たちでも、
日本人に近い顔だちの人がいるイメージですね。


ユリノキマリ |MAILHomePage