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2002年12月06日(金) |
すてきな「お姉さん」に会える映画 |
12月6日は姉の日だそうです。 そこで、いい感じの「お姉さん」が出てくる映画を特集します。
八月の鯨 The Whales of August 1987年アメリカ リンゼイ・アンダーソン監督 アメリカはメイン州の別荘を舞台に、 盲目で気難しい姉リビー(ベティ・デイヴィス)の世話をする 妹セイラ(リリアン・ギッシュ)の、 ふとした表情が若々しくてお茶目なのが印象的な、 この上なくのどかで滋味豊かな老人映画の傑作。 私の記憶に間違いがなければ、 実年齢はずっと上のL.ギッシュの方が妹役だったかと思います。 そして、B.デイヴィスは1989年10月に81歳でこの世を去り、 ギッシュは1993年2月に、 100歳の誕生日まで8カ月を残して永遠の眠りについたのでした。 2人とも年老いてなお美しく、また長生きでした。
愛に迷った時 Something to Talk About 1995年アメリカ ラッセ・ハルストレム監督 ハルストレム監督作品中、 最も評判が悪いと思われる作品ですが、 1人1人のキャラクターにそれなりの愛情を持って見れば、 結構悪くない1本かと思います。 特に、妹グレース(ジュリア・ロバーツ)のダンナ、 エディ(デニス・クエード)の浮気に腹を立て、 彼に蹴りを入れる姉エマ(キラ・セジウィック)が頼もしい! そして、この姉妹を演じた2人は顔のタイプがよく似ていて、 妙に納得できるキャスティングでもありました。
ザ・エージェント Jerry Maguire 1997年アメリカ キャメロン・クロウ監督 高邁な理想を掲げ、大手エージェントから独立した ジェリー・マッガイア(トム・クルーズ)の数少ない味方は、 シングルマザーのドロシー(レニー・ゼルヴェガー)だけでした。 そのドロシーがジェリーにホレているのをお見通しで、 「あんなオトコはやめときな」と、ドロシーの“シングル仲間”でもある 姉のローレル(ボニー・ハント)は忠言を呈するのですが……
ビッグ・ダディ Big Daddy 1999年アメリカ デニス・デューガン監督 事故に遭ったときの賠償金を株につぎ込み、 その配当で食えるので、 性根を入れて働こうとしないソニー(アダム・サンドラー)は、 ルームメイト・ケビン(ジョン・スチュワート)の婚約者である コリーン(レスリー・マン)には忌み嫌われていましたが、 姉妹でも、男の好みは違うようで、 コリーンの姉レイラ(ジョーイ・ローレン・アダムス)は、 ソニーの気取らない温かさに惹かれ、恋仲になるのでした。 それにしても、役柄だけとはいえ、 こんなに似ていない姉妹も珍しいと思いました。 この映画、日本ではお粗末な扱いでしたが、 アメリカでは、人気者A.サンドラーの映画ということもあり、 『スターウォーズ エピソード1』の興行収入連続1位の記録を ストップさせる大ヒットに。 チャランポラン人生から一転、 父親になることをまじめに考える男の奮闘が光る好編です。 Big Daddyとは、この場合、よき父親と解すべきだとか。
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