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2002年10月20日(日) 映画よろず屋週報 Vol28


特集パロディーの愉しみ

10月20日は、リサイクルの日だそうです。
ということで、リメイク特集も考えたのですが、
もう一歩進んで(後退して、かも)パロディー映画や
パロディーシーンの見られる映画を取り上げたいと思います。

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最終絶叫計画 Scary Movie
2000年アメリカ
キーネン・アイボリー・ウェイアンズ監督

この邦題からして、
【ラストサマー】【スクリーム】
【ブレア・ウィッチ・プロジェクト】と、
3本の映画タイトルの頭の単語を組み合わせ、
(【ラスト…】だけは原題もう少し長め)
日本語訳した…というシロモノですが、
見た人誰もが「金返せ!」と叫びたくなるくだらなさ。
とはいえ、パロディーネタはホラーだけでなく、
広範なジャンルにわたっています。

スペースボール Spaceballs
1987年アメリカ メル・ブルックス監督

一応、『スターウォーズ』のパロディーということになっていますが、
プロットなどは、1930年代アメリカの某ラブコメ大傑作とそっくり。
公開当時は、そのバカさかげんに大いに笑わせていただきましたが、
先日DVDで見直し、完成度の高さに改めて感心しました。

ホット・ショット Hot Shots!
1991年アメリカ ジム・エイブラハムズ監督

『トップガン』をベースにしつつ、
新旧の数々のパロディーシーンを満載した作品。
これがつくられた1991年に「最も話題になったヒゲ男」の
そっくりさんが登場し、災難に遭います。
(2年後につくられた続編あり)

ボギー、俺も男だ! Play It Again, Sam
1972年アメリカ ハーバート・ロス監督

映画作品そのものをどうこうしたというよりは、
ハンフリー・ボガートに憧れる
気弱な男(ウディ・アレン、兼脚本)の
見果てぬ夢…って感じの作品ですが、
一種のパロディーといえましょう。
原題“Play It Again, Sam”は、
『カサブランカ』の中のボギーの台詞と
言われていますが、実際には言っていない…という説も。
ただ、言ってそうですよね、
「サム、もう1度弾いてくれ」とか何とか。

オースティン・パワーズ
Austin Powers: International Man of Mystery

1997年アメリカ ジェイ・ローチ監督

古今スパイ映画パロディー全集をオバカ旗満艦飾でどうぞ!
1999年の続編『:デラックス』という邦題は、
原題を直訳したらちょっとヤバそうなところを
うまく処理したとして、なかなか評判がよかったようです。
最新作『:ゴールドメンバー』も、(地域によっては)公開中。


ユリノキマリ |MAILHomePage