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9月19日は、俳人/歌人の正岡子規の命日※「子規忌」です。 ※ほかにも糸瓜忌、獺祭忌などの言い方もあります 正岡子規といえば、野球好きでつとに有名……ということで、 本日は、こちらを御紹介しましょう。
さよならゲーム Bull Durham 1988年アメリカ ロン・シェルトン監督
主演はケビン・コスナーで、 彼と“野球教”信者の女性スーザン・サランドンとの ロマンスも楽しめる作品ですが、 この頃はまだ、「僕のワイフは白雪姫だったんだ」と 実にシマリなく惚気ていたコスナーは、 サランドンと私生活で騒がれることはなく(多分)、 彼女は結局、 「100万ドルの腕と5セントの脳味噌を持つ投手」を 演じたティム・ロビンスの方とくっつきました…とさ。
原題でもあるマイナーリーグのチーム、ブル・ダラム。 ベテランのキャッチャーであるクラッシュ(K.コスナー)は、 新人剛速球投手ヌーク(T.ロビンス)の“お守り”を頼まれました。 ロッカールームで試合前にチームオーナーの娘と一発、みたいな 困ったちゃんではあるものの、腕の方は確かなヌークを、 クラッシュは公私ひっくるめ、渋々面倒を見ます。
そこに、とにかく野球命!で、毎年目をつけた選手の世話をする アニー(S.サランドン)という女性まで乱入し、 クラッシュがまた、ちょっといい女のアニーを気にするものだから、 奇妙な三角関係になっていきます。
「アメリカで野球を見るのは楽しそうだなー」 と思える1本でもあります。 大スタジアムでなくても、お客さんがそれほど入っていなくても、 アメリカでは、 ベースボールは確実にエンターティンメントなのですね。 改めて書くと、かなりマヌケな感想ですけど。 チームのお抱えのぬいぐるみ氏(あれ、道化だったかな)が、 “ロック・アラウンド・ザ・クロック”に合わせて おどけて踊るシーンなど、なかなかかわいらしいものでした。
監督ロン・シェルトンといえば、 実話に基づいたストリッパーと老政治家の恋愛を描いた 『ブレイズ』などの作品もあり、 ちょっと枯れた人生を描くのがお得意なようです。 登場人物への愛を感じる優しい描写で、 野球映画の感想としては似つかわしくない 「まったり」「ほっこり」という表現をしたくなるような作品でした。
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