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本日8月3日の花は白い日日草、花言葉は「友情」だそうです。 友情をテーマにした映画というと、相当数ありますが、 こんな作品はいかがでしょう。
デルフィーヌの場合 Mauvaises frequentations (英語タイトルはBad Company) 1999年フランス ジャン・ピエール・アメリス監督 フランスで実際に起こった事件がもとになった作品だそうです。 理想的な家庭に育った生まじめな15歳の少女 デルフィーヌ(モード・フォルジェ) は、 ちょっと不良っぽい転校生オリビア(ルー・ドワイヨン)と仲良くなり、 彼女のつてで出席したパーティーで知り合った ロラン(ロバンソン・ステヴナン)という少年に一目惚れします。
遊び人のロランは、純なデルフィーヌと興味本位でつき合いますが、 だんだんに彼女のひたむきさを疎ましく思うようになります。
問題の多い境遇で、何もかもにうんざりしていたロランの夢は、 ジャマイカに行くことでした。 そこで、デルフィーヌ、ロラン、 そしてオリビアとその恋人の4人でジャマイカに行こうと提案し、 その資金をつくるために、デルフィーヌたちを利用するのですが……。
デルフィーヌとオリビアが資金繰りのために始めた「お仕事」は、 およそ15歳の娘っこにふさわしいものではありませんでした。 好きな男の子の夢のために、 好きでない多くの男の子に、いわゆる尺八を施すというのは、 一体、何がなせるわざなのか? ビデオジャケットを見たら、 「愛がどうだこうだ」と戯言が書いてありますが、 まあ、愛ではありませんね。勘違いもいいところです。 それでいて、彼女の15歳という年齢を考えると、 何に愛という名前をつけるべきかがわからない…というのも わからないではありません(納得はできないけれど)。
映画的に救いになっているのは、 事件が起きた後も変わらない、デルフィーヌとオリビアとの友情や、 デルフィーヌを控え目に見守る映画オタク少年の存在です。 救いのない感じのお話に、妙な清涼感を与えていました。
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