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2002年08月05日(月) 映画よろず屋週報 Vol17 2002.8.5

*****映画よろず屋週報 Vol17 2002.8.5*********************

皆さん、こんにちは。
毎週日曜日配信…と言っておきながら、恥ずかしながら
1日遅れで発送いたします。しばしおつき合いを。

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特集「歌わん哉」

今からきっかり40年前の8月5日、マリリン・モンローが亡くなりました。
(8月4日に亡くなり、翌日発見の説あり)
亡くなった後何十年も、映画ファンに拘らせる謎の死というのが、
不謹慎ながら、「興味を抱かずにはいられない女性」の最期として、
妙にしっくり来るような……。
といいつつ、生きていれば70歳をとうに超え、
さぞや「妖艶なおぱあさま」になっていたろうなと思うと、
その姿も見たかった気がします。

本日は、彼女と同様、映画の中で俳優が
すばらしい歌声を聞かせてくれる映画を御紹介いたします。
(歌手が本業かも、という方もいらっしゃるけれど、
まあ細かいことは気になさらないでくださいませ)

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お熱いのがお好き Some Like It Hot
1958年アメリカ  ビリー・ワイルダー監督

どちらかというと、ジャック・レモンとトニー・カーティスの女装コンビが
見物の映画ではありますが、
モンローの愛らしい歌声(“ランニング・ワイルド”など)も、
ぜひとも楽しみたい1本です。

デュエット Duets
2000年アメリカ  ブルース・パルトロウ監督

パルトロウ監督の愛娘グウィネスが、
オリジナルシンガーのキム・カーンズとは全く違うアプローチで、
“ベティ・デイビスの瞳”を聞かせてくれます。
……というより、グウィネス・パルトロウのお父様が監督している、
と言った方が、通りがよそさうですね。
作中、グウィネスの不良オヤジ役を演じるのは、
あのヒューイ・“ダミ声”・ルイスでした。

ロンドン・ドッグス Love, Honour and Obey
2000年イギリス
ドミニク・アンチアーノ / レイ・バーディス共同監督

カラオケ大好きマフィアによる、ずっこけ抗争劇
美青年ジュード・ロウ、あなたは歌もうまいのか!
天は(与える人には)二物どころでなく与えるのですね…。

オー・ブラザー! O Brother, Where Art Thou?
2000年アメリカ ジョエル・コーエン監督

1930年代のアメリカ南部を舞台に、
ホメロスの「オデュッセイア」をモチーフにしたコメディー。
どこか、大昔のコーエン兄弟作品『赤ちゃん泥棒』をほうふつとさせる
おマヌケさがあります。
濃い二枚目の代名詞ジョージ・クルーニー、あなたの声は渋いっ。
本当に“カントリー映え”する、何とも言えない美声です。
肩の力が抜けたふうな歌い方も心地よいものです。

ブリムストーン&トリークル Brimstone & Treacle
1982年イギリス リチャード・ロンクレイ監督

役者としては仕事を選んでいない音楽界の大御所スティングの
初主演映画で、日本ではとりあえずビデオで見られます。
病気で体が不自由な娘のいる家に入り込む、
不気味な詐欺師マーティン・テイラー役の彼が、
野良仕事中に口ずさむわらべ歌が、さりげなくてすてきでしたが、
実は、映画自体はそれほど強力にお勧めしません。


ペギー・スーの結婚 Peggy Sue Got Married

1986年アメリカ フランシス・コッポラ監督
今や大スターのニコラス・ケイジ氏は、
『ワイルド・アット・ハート』に先んじて、こちらでまずプレスリーしてました。
(でも、そんなに上手じゃないところがまたよい)

ロジャー・ラビット Who Framed Roger Rabbit?
1988年アメリカ ロバート・ゼメキス監督

トゥーンと実写(ボブ・ポスキンスほか)の組み合わせで見せた
クライムコメディー。
主人公ロジャー・ラビットの奥さんは、
どこか危険な雰囲気で妖艶なジェシカ・ラビットでしたが、
彼女の歌のパートを、
元スピルバーグ夫人のエイミー・アーヴィングが担当しました。
(地のしゃべりの部分はキャスリーン・ターナーでしたが、
彼女の歌も聞いてみたかったなあ)

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お誕生日1週間(8月4日〜8月10日)
8/4 ビリー・ボブ・ソーントン(1955)
8/5 キャサリン・ヒックス(1951『ペギー・スーの結婚』など)
8/6 ミシェル・ヨー(1963)
8/7 シャーリーズ・セロン(1975)
8/8 ダスティン・ホフマン(1937)
8/9 メラニー・グリフィス(1957)
8/10 ロザンナ・アークェット(1959)
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