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ヤングガン Young Guns 1988年アメリカ クリストファー・ケイン監督
当時のアメリカ青春映画系イケメン軍団が勢ぞろいの、 婦女子にとっては眼福モノの痛快娯楽ウェスタンでした。 (私は当時、チャーリー・シーンのファンだったという理由で 見にいきました)
血の気の多いボニー(エミリオ・エステベス)、 冷静沈着なリチャード(C.シーン)、 インテリでロマンチストのドク(キーファー・サザーランド)、 ネイティブの血を引くチャベス(ルー・ダイアモンド・フィリップス)ら6人は、 英国人牧場主(テレンス・スタンプ)のもとで働く仲間です。
ある日、恩ある牧場主を殺されてしまい、 復讐を誓ったヤングガンズ(若きガンマンたち)は 旅に出るのでした。
「21年の生涯で21人の人間を殺した」という伝説のある、 かの有名な西部のならず者ビリー・ザ・キッドの初期の「活躍」ぶりを この映画のメンツの中では、それまで最も優等生タイプだった エミリオ・エステベスが熱演しました。 正式な役名はWilliam H. Bonney…ビリーはウィリアムの愛称ですね。 無節操に無邪気にガンをぶっ放している姿には、 どこかかわいらしささえ漂います。
もちろん、過去につくられた数々の西部劇の傑作とは 並べて論じるのも無理な話なのですが、 忠誠心、友情、恋、そして西部の独特のロケーションの美しさや 民族問題まで包含し、 若々しいスターとベテラン勢をバランスよく組み合わせた、 愛すべき映画に仕上がっています。 ……と、西部劇というものをほとんど見たことがなく、 この映画も「たまたま」見てしまった私が言っても、 全くもって説得力を欠くのですが、まずはお試しくださいませ。
ところで、どうして本日この映画を唐突に持ち出したかといえば、 「Dailymovie」のindexに「や行で始まる映画が少ないなあ」というのが 一番の動機でした。
なお、この2年後、『ヤングガン2』も製作されました。 私はこちらはまだ見ていないのですが、 音楽担当に「みんなで歌えるハードロック」で人気の 「ボン・ジョヴィ」のフロントマン、ジョン・ボン・ジョヴィの名が あることもあり、意外と2作目の方が話題になったのではと思います。
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