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2002年02月12日(火) 恋する人魚たち

2月12日は、子役時代から貫祿たっぷりだった
クリスティーナ・リッチーの誕生日です(1980年)。
本日は、そんな彼女のデビュー作をどうぞ。


恋する人魚たち Mermaids
1990年アメリカ リチャード・ベンジャミン監督


美しく自由奔放な母親(シェール)、
清らかな尼僧に憧れながらも、奔放(といっても心だけ)なところは
母親似の長女シャーロット(ウィノーナ・ライダー)、
水泳のうまい次女ケイト(C.リッチー)という、
魅力的な3人の“女性”の物語です。

60年代のアメリカ・ボストン近郊。その町に新しくやってきた、
なぜかアメリカ映画によく登場する「やたら引っ越す女性」が、
シェール扮する母親のキャラクターです。
シャーロットとケイトは異父姉妹ですが、大の仲良しでした。

心のままに生きる母親は、新しい町でも、
早速気のいい靴屋さん(ボブ・ホスキンス)と恋仲になります。
そんな母に呆れながら、
自分自身も年上の好青年にぽーっとなってしまうシャーロットが、
心と体のバランスの悪さに悩み、あたふたするさまが、
言葉は悪いのですが「カマトト」一歩寸前でありながら、
非常にかわいらしいものでした。

60年代とはいえ、J.F.K暗殺を挟むくらいの時期ですので、
50’sにカウントしてもいいかもしれないくらいの時代設定で、
まさにオールディーズと表現したい音楽やファッションもお楽しみです。
「恋愛の機微にも理解のある」風変わりなホームコメディーとして
味わっていただけるかと思います。


ユリノキマリ |MAILHomePage