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2月12日は、子役時代から貫祿たっぷりだった クリスティーナ・リッチーの誕生日です(1980年)。 本日は、そんな彼女のデビュー作をどうぞ。
恋する人魚たち Mermaids 1990年アメリカ リチャード・ベンジャミン監督
美しく自由奔放な母親(シェール)、 清らかな尼僧に憧れながらも、奔放(といっても心だけ)なところは 母親似の長女シャーロット(ウィノーナ・ライダー)、 水泳のうまい次女ケイト(C.リッチー)という、 魅力的な3人の“女性”の物語です。
60年代のアメリカ・ボストン近郊。その町に新しくやってきた、 なぜかアメリカ映画によく登場する「やたら引っ越す女性」が、 シェール扮する母親のキャラクターです。 シャーロットとケイトは異父姉妹ですが、大の仲良しでした。
心のままに生きる母親は、新しい町でも、 早速気のいい靴屋さん(ボブ・ホスキンス)と恋仲になります。 そんな母に呆れながら、 自分自身も年上の好青年にぽーっとなってしまうシャーロットが、 心と体のバランスの悪さに悩み、あたふたするさまが、 言葉は悪いのですが「カマトト」一歩寸前でありながら、 非常にかわいらしいものでした。
60年代とはいえ、J.F.K暗殺を挟むくらいの時期ですので、 50’sにカウントしてもいいかもしれないくらいの時代設定で、 まさにオールディーズと表現したい音楽やファッションもお楽しみです。 「恋愛の機微にも理解のある」風変わりなホームコメディーとして 味わっていただけるかと思います。
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