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1月29日は女優ヘザー・グレアムの誕生日です(1970年)。 お人形のように(いい意味で)リアリティのない美貌で、 『キリング・ミー・ソフトリー』『フロム・ヘル』と、 新作公開も相次ぐ彼女は、これからもっと人気が出そうですが、 どうもパッとしなかったものの、 80年代後半から地道に映画に出てきたのですね…
『ブギーナイツ』『オースティン・パワーズ:デラックス』など、 ちょっとイヤラシ系の役もこなしてしまっている彼女が、 出番こそ少ないけれど、非常に好感の持てる役を好演していた この作品をどうぞ。
スウィンガーズ Swingers 1996年アメリカ ダグ・ライマン監督
主演のジョン・ファブローが脚本を書き、 実際プライベートでも仲のいい俳優らとともに、 軽いノリで、それこそ体をふらふらと揺らし(スウィング)ながら 遊び人を気取る青年たち(みんな売れない役者とか)の、 それなりに悩み多きカッコワルイ青春グラフィティーを、 非常にかっこよく見せてくれました。
英語に堪能でもないくせにナンですが、 この映画の魅力の1つに「タイトル」が挙げられると思います。 文法などを完全無視して安易にカタカナ表記にするのも含めて、 間抜けな映画邦題のしようもなさが糾弾されて久しいけれど、 原題に全く責任ないと言えるかー!と言いたいこともあります。 そこいくと、この映画の場合、そのままカタカナに置き換えて 大正解という感じでした。 「なんとなくかなー」というニュアンスが、よく伝わってきます。
ヘザーが登場するのは本当に終盤ですが、 身も心もチャーミングという女性の役でした。
…と書いていたら、この映画には、 確固とした筋がないことに気づきました。 というか、細々と説明してもヤボな感じになりそうです。 引き合いに出して適切かどうかわかりませんが、 エドワード・バーンズ自作自演の映画とか、 デビッド・シュワイマーとグウィネス・パルトロウが共演した 『ハッピィブルー』あたりが好みに合うという方の中で未見の方、 「何となく」楽しんでみてくださいませ。
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