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追いつめられて No Way Out 1987年アメリカ ロジャー・ドナルドソン監督
原作は、ケネス・フィアリングの『大時計』。 既に1948年、ジョン・ファロー(ミア・ファローの父)監督によって 映画化されていて、 いわばこの80年代版はリメイクです。
売り出し中だったケヴィン・コスナーと、 何となく美人女優としては報われていない感じのショーン・ヤングの ロマンスが盛り込まれ、 ベテランのジーン・ハックマンが重鎮的な役に配された、 かなりおいしいサスペンス映画です。
CIAの連絡将校(コスナー)は国防総省に潜入し、 バーティーで出会った美しい女性(ヤング)と恋に落ちますが、 彼女は実は長官(ハックマン)の愛人でした。 そして、女性が謎の死を遂げたことと、数々の物的証拠から、 将校に犯人の容疑がかかるのですが… 果たして真相は!?
と、大ざっぱに言うと、かなり大味な映画に思えますし、 実際大味ではあるのですが、 どんでん返しの妙が効いていて、なかなかおもしろい作品でした。 そういえば、米国防総省のことを、その建物の形から ペンタゴン(五角形)と呼ぶのだということは、 この映画を見て知ったような覚えがあります。
実は『大時計』の方は見ていないのですが(原作も未読) こちらは雑誌出版社が舞台と聞きます。 非常に興味があるのですが、 ごらんになったことのある方、ぜひともメールをお寄せくださいませ。 (HPの方からどうぞ)
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