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本日9月25日は、 ウィル・スミスのバースデーです(1968年)。 ということで、本日はこれをどうぞ。
私に近い6人の他人 Six Degrees of Separation 1993年アメリカ フレッド・スケピシ監督
ウィル・スミスは高校時代 あのルックスに加え、スポーツ万能・学術優秀で、 「我が校のプリンス」と教師に評されるほどだった…と、 何かで読んだことがありますが、 この映画を見ていると、「なるほど」と思えます。
シドニー・ポワチエの息子という触れ込みも、 とうとうと語る「『ライ麦畑でつかまえて』論」も、 ちゃちゃっと料理をつくってしまう手際のよさも、 すべてがリアリティを持って受け入れられました。 もちろん、あのナイスなボディも(ちょっとだけ)披露します。
ぶっちゃけた話、コメディタッチのサスペンスでした。 クラース意識が高く、同時にちょっとした刺激を求めているような アメリカの上流階級の人々が、 1人のハンサムな黒人青年の出現で、 何とも不思議な体験をするという筋立てですが、 おしゃべりオバチャンがぴったりなストッカード・チャニングが、 「そうそう、こんなことがあったのよ」と、 自分の体験を大いにしゃべります。
もともとの原作は、ジョン・グエアによる戯曲だとか。 なるほど、演劇タッチな流れがありますので、 映画ならではの壮大なスケールを好む方には ちょっと退屈なところがあるかもしれません。
深読みしようと思えば、幾らでも分析できるお話ではありますが、 「何なんだ一体?」と、ばかされた感覚を楽しむのが、 最も肩の凝らない見方だと思います。 だから、いつもより控え目な紹介にしてみました。 (サスペンス色の濃いお話だと、どうしてもネタバレを避け、 口数が少なくなるのはいつものことですが…)
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