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さて、今日は「妹の日」だそうです。 兄弟型研究家の畑田国男さんが提唱しているとか。 私のように、妹であり姉でもある者は、 どうしたらいいのでしょうか。
それはさておき。 妹といえば、こんな映画がありました。
妹の恋人Benny & Joon 1993年アメリカ ジェレマイア・S・チェチック監督
精神的に障碍のあるジューンと、 彼女を気遣う余り、自分のことがお留守になってしまう兄のベニーの、 心温まるドラマです。
2人のつつましい暮らしに入り込んできたのは、 ベニーの友人のいとこ・サムという男です。 チャップリンみたいなスタイルで、 キートンのように無表情な変わり者ですが、 変わった方法で家事をこなすなどし、ジューンともうまが合って、 次第に恋が芽生えます。
サムを嫌ってはいないけれど、“普通じゃない”ジューンが心配で、 2人の仲に難色を示すベニーもまた、 B級映画への出演経験もあるという、 美人で気のいいウェートレスといいムードなのに、 多事多難ですんなりうまくいきません。 (というか、ベニーの心配性が諸悪の根源のような…)
ハートウォーミング系のドラマを表現するのによく使われる、 「悪い人が1人も出てこない」というせりふがぴったりです。 「何もそこまで」と思いつつも、 ベニーの目になって、 傷つきやすい「妹とその恋人」を見守りたくなります。
ベニー役が、『マイケル・コリンズ』『ミッション』などのエイダン・クイン、 ジューンは、80年代の青春スターから、最近は演技派で鳴らす メーリー・スチュワート・マスタースン、 サムは役がジョニー・デップ、ウェートレス役がジュリアン・ムーアでした。 映画好きにとっては、結構豪華キャストではありませんか?
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