気ままな日記
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事務所にあるパソコンのシステムをバージョンアップする作業が行われた。といっても、専門家がやってきて面倒をみてくれるのではなく、自分たちで行うのである。 いまどき、パソコンのキーボードが扱えなくては、仕事にならなくなってきた。「必要」は、何にも勝る習得の動機付け。 年配の職員も、一本指打法を駆使して、パソコン教室で習うホームポジション顔負けのスピードで、それなりにこなしている。 一昔前までの求人広告には、ワープロができる方優遇などと書かれていたが、最近では、ワード・エクセルにとってかわった。 ウインドウズが初めて売り出された時、夜を明かして家電量販店に列を作っている人々を、全くのひとごとのようにニュース番組で眺めていたのも、そう昔のことではない。 それが今やひとり一台のノートパソコンが当たり前、全く想像さえしなかった光景である。 想像さえしなかったと言えば、携帯電話もそう。 それまでは、営業で外回りをしている社員を呼び出すときは、「ポケベル」なんてものを鳴らしたものだった。 まだ携帯が売り出されて間もない頃、今のよりも格段に分厚く、持ちおもりのする携帯を、同僚に先駆けて購入した方が、うれしそうに電話番号を同じ課の人々にお披露目してまわっていた。 あの時も、電話嫌いなわたしがまさかそんなものを持つようになるとは、夢にも思わなかった。 昔、ウルトラマン(古い!)だの、近未来を描いた子供向け番組に登場した、テレビ電話なるものも、写メールがそれを、個人レベルにまで普及させた。
さて、あと数年後。今のところ全く想像できないものの、あたり前の光景になっているかもしれないこと、というのは何だろう。
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