気ままな日記
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2007年11月03日(土) プチ駅前留学

 駅前のドトールコーヒーで、ぼんやりと過ごしていた時のことである。
私の席の横にある楕円形のテーブルに着いた二人連れ。ひとりは白人の若い男性。もうひとりは日本人の若い女性。目の前には、英字新聞と電子辞書が広げられている。親密といったふうではなく、穏やかに英語で話しをしている。
 都心では、カフェを利用した英会話の個人レッスンが行われているという話が聞いたことがあるが、こんな郊外にもあったのね。
と思いつつ、聞くともなく盗み聞き。
 講師らしき男性の方は、身振り手振りに笑みを交えながら、ゆっくりと発音をし、女性の方も、カタカナっぽい発音ながら、相手の話していることは聞き取れているらしく、和やかに会話が進んでいる模様。
 にもかかわらず、なんだか違和感が漂う……。なんだろう。発音のせいではない。と思って気がついた。相槌の仕方である。講師の話の合間にさしはさむ女性の相槌、これが、まさに日本語なのである。英単語と英単語の間に挟まった、「ふ〜ん」と「へえ〜」。これが違和感の根源。
 ネイティブを前に、知っている単語を総動員させて、英文を組立て、そして返ってくる英文に耳の神経を集中させなければならないとなれば、huhだのhaだの、返す余裕などないであろう。
 盗み聞きしながら、かろうじて聞き取れた単語が、「イン アメリカ」とか「カナザワハッケイ」とか、(それって英語じゃないじゃん)固有名詞だけだったわたしに、とやかく言う資格なぞ、全くないのだけど。


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