今日も朝から貴女は荒れていたわね。「またやってる。」わたしは関係なさそうに、同僚とあきれて見ているフリをしていたけれど、本当は内心苦しくてとても笑えませんでした。貴女がからだの周りに張り巡らせて、周囲に噴射していた棘は、わたしの持つ棘そのものだったから。ただ違うのは、それを貴女は自分の外側に向け、わたしは自分の内側に向けている、ただそれだけだったから。