木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2004年09月25日(土) 「野の白鳥」

小学館からアンデルセンの絵本シリーズが新しく刊行され、
気になっていたのですが、
先日、この本が図書館に入ったので、借りてきました。

エリサが白鳥になってしまった兄たちのために
イラクサを摘み、上着を編むお話は、
自分が子どもの頃に読んだアンデルセンのお話の中でも
特に印象的に残っているお話です。
読みながら、ああ、そうだ、こんなお話だったな…と
懐かしくなりました。
海を越える途中に夜になってしまったとき、
夜中に墓地へイラクサを摘みに行くとき、
そして、火あぶりの刑にされようと荷馬車で運ばれていくとき…
とてもドキドキしながら読んでいた…
そんな子どもの頃の思いがよみがえってきます。

ワッツの絵が、おだやかで暖かです。

このシリーズは、他にもこみねゆらさんやささめやゆきさん、
市川里美さん、スズキコージさんなど、
我が家の好きな絵本作家さんが名を連ねているので、
どれも見てみたいなぁ〜と思っているのですが、
特に楽しみにしているのは、ツヴェルガーの「人魚ひめ」。
刊行されるのが待ち遠しい1冊です♪

野の白鳥 アンデルセンの絵本」小学館
H.C.アンデルセン/原作 角野栄子/訳 バーナデット・ワッツ/文・絵


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スズ [木陰でひと休み]

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