小学館からアンデルセンの絵本シリーズが新しく刊行され、 気になっていたのですが、 先日、この本が図書館に入ったので、借りてきました。
エリサが白鳥になってしまった兄たちのために イラクサを摘み、上着を編むお話は、 自分が子どもの頃に読んだアンデルセンのお話の中でも 特に印象的に残っているお話です。 読みながら、ああ、そうだ、こんなお話だったな…と 懐かしくなりました。 海を越える途中に夜になってしまったとき、 夜中に墓地へイラクサを摘みに行くとき、 そして、火あぶりの刑にされようと荷馬車で運ばれていくとき… とてもドキドキしながら読んでいた… そんな子どもの頃の思いがよみがえってきます。
ワッツの絵が、おだやかで暖かです。
このシリーズは、他にもこみねゆらさんやささめやゆきさん、 市川里美さん、スズキコージさんなど、 我が家の好きな絵本作家さんが名を連ねているので、 どれも見てみたいなぁ〜と思っているのですが、 特に楽しみにしているのは、ツヴェルガーの「人魚ひめ」。 刊行されるのが待ち遠しい1冊です♪
「野の白鳥 アンデルセンの絵本」小学館 H.C.アンデルセン/原作 角野栄子/訳 バーナデット・ワッツ/文・絵
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