木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2004年09月15日(水) 「海のおばけ オーリー」

この間から(夏休みから)、
ずっと「ピーター・パンとウェンディ」(福音館文庫)を読んでいるのですが、
読み出してしばらくすると娘が寝てしまうので(笑)、
遅々として進みません。(やっと半分読んだところ。)
そのあまりの進み具合の遅さに、一旦休憩したくなって、
8月に配本で来ていたのに、まだ開けていなかったオーリーを
読んでみました。

赤と黒と白のコントラストが美しい表紙、
オーリーの瞳に、思わず吸い寄せられてしまいます。
ページを開くと、娘が好きなコマ割り。
エッツらしいまなざしで描かれたアザラシの親子…。

水兵さんに連れ去られてしまった、アザラシの赤ちゃんのオーリーの
人生(ん? アザラシ生か…笑)に、
娘は「どうなるんだろう」と、ハラハラドキドキしていたようです。
最後のページで、「ああ、よかった♪」と娘。

そして、「この本は、お家の本?」と確認。
「だって、何度も見たいから。」なんだそう。
あなたの大切な本がまた1冊仲間入りして、よかったね。

おぉ、それにしてもオーリーのたどった道(川)のり、
すごいですねー。
娘と地図を見入ってしまいました。


海のおばけオーリー
M.H.エッツ/作 石井桃子/訳 岩波書店



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スズ [木陰でひと休み]

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