| 2003年12月11日(木) |
「ぼく、ムシになっちゃった」 |
カフカの『変身』にヒントをもらって描かれた絵本です。 ある朝、目を覚ますと、でかいムシになっていたグレゴリー・サンプソン。 「ぼく、ムシになっちゃった!」と言っているのに、 パパもママも妹も気づきません…。 学校に行っても、気がついてくれたのは、親友のマイケルだけ…。
自分がムシになっちゃった!という一大事を気づいてもらえない… ムシになってしまったことよりも、 そのことの方が子どもにとってはつらいかも…。
娘がもしムシになっちゃった時、 私は果たして、即座に気づいてあげられるんだろうか…。
この本は、この間行きました「赤木かん子」さんの講座でご紹介があったのですが、 かん子さんって、ほんとに親をドキっとさせる本を紹介してくださる方ですわ。
_________________________________________ 『ぼく、ムシになっちゃった』 ローレンス・ディビィッド/文 デルフィーン・デュラーンド/絵 青山 南/訳 小峰書店
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