木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2003年12月08日(月) 「日本昔話百選」

ずっと日本の昔話の本を手元に置きたいと思いつつ、
そのままになっていました。
福音館書店の「日本の昔話」(5冊セット)がそのうち文庫化しないかなぁ…などと
淡い期待はもってはいるものの、一体いつになることやらわからないし…。

たまたまこの間、生協で、以前から気になっていたこの「日本昔話百選」が出たので
注文いたしました。

この本は基本的に、というかまったく、大人が子どもに読んであげるという…
そういう本なのですね。
できれば、覚えて語れるのが一番なのかもしれません。

この本には「北国の昔コ」「中の国のむかし」「西国の昔話」と
三つの地方に分けて採録されています。
その地方の風土や気候を思い浮かべながら読めるというのは
いいなぁと思います。

同じお話でも、地方によってちょっとずつ話が違う…
「笠地蔵」ひとつをとってみても、いろんなバリエーションがありますものね。
(ちなみにこの本では、大分県東国東郡に伝わるものがおさめられています。)

今日は「なら梨とり」「竹伐り爺」「花咲爺」と、三話読みました。
「竹伐り爺」がおもしろかったみたい。^-^
ふふっ、やっぱり。
「なら梨とり」はちょっぴり怖かったみたいだけれど、
もう一度読んで…と言ってました。

この冬は、ふとんの中でぬくぬくしながら、
ちょっとずつ昔話を楽しんでみたいなと思っています。

日本昔話百選』(稲田浩二・稲田和子/編著 丸木位里・丸木俊/絵 三省堂)





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スズ [木陰でひと休み]

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