木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2003年09月07日(日) 「あんなところに」

気が付くと1か月以上も「えほん&読み物memo」を
手付かずで過ごしてしまいました。

娘が小学校に入り、毎日が慌ただしく過ぎ去っています。
毎晩、本は一応読んではいますが、
近頃は比較的長い読み物を、1章ずつ読んでいることが多くなりました。
(それにパパが居る日は、パパが担当なので
私が読まない日も多いのです…。)

娘は夏休みの間中、暇があるとパラパラと絵本をめくっていました。
自分が読みたくて探せない本があると、
「ほら、おかあさん、○○が出てくる本って、どこ?」と聞いてきます。
そして目的の本を手にすると、自分で読んで楽しんでいます。
以前ならそこで、すかさず「読んで」と言ってましたけれど、
自分でも一応読めるようになってきた娘は、
一度、私が読んであげた本はだいたい内容がわかるので、
自分で読むことで、楽しんでいるようです…。

そんなこんなで、娘と絵本を共有する楽しみが減ってしまったこの頃…
ちょっぴり寂しい気持ちもあったり…。

そんな中、今月号の「こどものとも」は
久しぶりに「今夜はこれ読んで♪」と娘がリクエストしてくれたので
二人で楽しんだ1冊です。

井上洋介さんの絵本、娘は大好きなんです。
非現実だけれど、ひょっとして「ぽっ」と存在するかもしれない…
そんななにげなさが絵にあります。
今回もそんななにげない(!?)「あんなところ」がいっぱい…!
娘は「もぐりばし」のページで
「こんな橋、あるわけないよねー」と言いながら、
ケラケラ笑ってました。

二人でくすくす、ケラケラ…。
あぁ、久しぶりだな、こういうの♪

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「あんなところに」井上洋介/さく

こどものとも2003年10月号(福音館書店)



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スズ [木陰でひと休み]

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