木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2003年07月30日(水) 「時計つくりのジョニー」

ジョニーという小さな男の子が、周りの大人の無理解や

友達のいじわるも乗り越えて、

大時計を完成させるお話です。

はぁ…、両親の無理解と先生の心ない言葉には、

読んでいて私も胸がチクチクと痛みました…。

ジョニーのことを理解してくれる友人と大人が一人いるのが

心強いのですけれど、

やっぱり親の理解を得られないのは、子どもにとってはつらいこと。

お話を聞いていた娘は、さぞかし胸を痛めていたのでしょう。

読み終わったとたん、

「あぁ、よかった! お父さんがジョニーと仲良しになって♪」と

胸をなでおろしたように言いました。

そして「この本、ゆうちゃんの本にしたい。」とも。

この本は図書館の本じゃなくて、あなたの本よといったら、

なんと嬉しそうなお顔…。


娘のこと、ちゃんとわかっているかな…私は?

うーん、我が身を振り返ってしまった本でした。


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「時計つくりのジョニー」

エドワード・アーディゾーニ/作 あべきみこ/訳  こぐま社


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スズ [木陰でひと休み]

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