木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2002年11月09日(土) 『ながらっこ文庫』さんのお話し会

今日は「ながらっこ文庫」さんのお話し会に伺いました。

ふだんは大津の長等幼稚園で活動されているのですが、

今日は、今森光彦さんの仰木の里のアトリエにて、

深まりゆく秋を楽しみながら、お話し会を開催されるとのこと。

当初、この日は都合が悪くて、行けなくて残念!と思っていたのですが、

予定していた用事が10日に変更になったため、

急きょ、行かせていただくことになりました。

(ルン♪)

11月の初旬だというのに、雪景色の山々…。

みぞれまじりの雨の中、仰木まで向かいました。

途中の民家の軒先には、干し柿♪(美味しそう…、うふふっ)

里山の風情ある光景の中を迷いながら(笑)

無事、現地に到着しました。

雑木林の中にあるアトリエに到着すると、

小学生たちが、にんじんを切って、カレーの準備をしていました。


お昼前に、今森洋輔さん(光彦さんの弟さん)が

マキノのアトリエからいらっしゃって、

本にサインをしてくださいました。

今森洋輔さんは、精密画を描かれるイラストレーターさんで、

「おおきなポケット」などでも御活躍されています。

今日は『琵琶湖の魚』(偕成社)と

『森のアトリエから』(恒星出版)とに、

それぞれイラスト入りでサインをいただきました。

(その後、娘と一緒にお写真も撮っていただいて、

すっかり舞い上がっている私たち…笑。)

『森のアトリエから』には、

娘の名前でうさぎちゃんのサインをしていただいたものですから、

娘は、本を宝物状態で、持ち歩いています。(^-^)

『琵琶湖の魚』は、湖魚55種を精密に描かれてあり、

琵琶湖の魚を御覧になったことがある方なら、

お子さんから大人まで、必見ですよ♪


楽しいカレーパーティーの後、お話会がはじまりました。

娘は、ひとつだけあった”ワラ椅子”という特等席を確保して

聞き入っていました。

(”ワラ椅子”については、

今森光彦さんの著書『里山を歩こう』(岩波ジュニア新書)の115ページに

詳しくお話が載っていますので、御興味のある方は、見て下さいね♪)


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『もっちゃう もっちゃう もうもっちゃう』
 (土屋富士夫/作 徳間書店)

まずは、この1冊で、子ども達は盛り上がり♪

お話会の雰囲気が楽しくはじまりました。

娘はお話会がはじまる前にも、一緒にいった方に

「この本、おもしろいよ♪」と読んでもらっていたらしい…。(笑)


『りんごです』
 (川端誠/作 文化出版局)

ただ「りんごです」とあるだけなのに、ひきこまれていく…

そんな不思議な魅力に満ちた1冊です。


『きょうはみんなでクマがりだ』
 (ヘレン・オクセンバリー/作 ほるぷ出版)

今の季節にぴったり♪


『こわくない こわくない』
 (内田麟太郎/作 大島妙子/絵 童心社)

この本は、まだ幼稚園に行っていない小さなお子さんたちに

妙に受けていました。


『へんしんトンネル』(パネルシアター)

あきやまただしさんの『へんしんトンネル』(金の星社)を

パネルシアターにされていました。

どんなふうに変身するか…思わぬものが出てきて、大笑い。

娘と後で、本を見ていましたら、

最後の見返しの部分にも、おまけがあって、

最後まで楽しめる1冊でした。


『バムとケロのさむいあさ』
  (島田ゆか/作 文渓堂)

絵のこまやかな楽しさを御紹介されていました。


『たのしいふゆごもり』
  (片山令子/文 片山健/絵 福音館書店)

この本も今の季節にぴったり。(^-^)


『からすたろう』
 (やしまたろう/作 偕成社)

子ども達が、しーんとして聞き入っていました。


『ナッチのおかいもの』(素話)

この夏、新沢としひこさんのライブに行かれたという保育士さんが、

語って下さいました。

とても楽しくて、お話にぐぐっと引き込まれました。

(この方の話力が素晴らしかった!)

娘も「おもしろかったから、もう1回!」と

もう1度、聞きたかったようです。

このお話は『ナッチのおかいもの』
(新沢としひこ/文 かわかみたかこ/絵 ポプラ社)

として、出ています。


『三びきのこぶた』
  (瀬田貞二/訳 福音館書店)

文庫の方が4人で、台詞の役をきめて読んでくださいました。

こうして台詞を分担して読むのも、楽しいやり方ですね♪

(狼役の方が、迫力あってお上手でしたー。)

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あと、手遊びやわらべうたなどもまじえ、

1時間程のたのしいひとときでした。

お話会のあと、子どもたちは、柿をもぎに畑の方へと

出かけました。

窓からは、秋色の雑木林の揺れる姿が美しく、

その風景の中でのお話会。

とてもゆったり心地のよいひとときを

味あうことが出来ました。

こんな自然の中で、お話し会を開くことが出来たら、

素敵だなぁ…と、思います。

すてきなひとときをくださった「ながらっこ文庫」さんの皆様、

今森家の御家族の方に、感謝いたします。

本当にありがとうございました。

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☆お話し会のレポートは「ながらっこ文庫」の代表の方に

許可をいただき、UPさせていただきました。



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スズ [木陰でひと休み]

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