木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2002年05月11日(土) 「うさこちゃんとうみ」

ディック・ブルーナ・ぶん・え 

石井 桃子・訳  福音館書店
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今日「未来への教室」のディック・ブルーナの再放送を観ました。

ブルーナさんの絵本作家としての姿勢というものが伝わってきて、

あらためて、ブルーナさんの絵本って素敵だなぁ・・・と、再確認です。


うさこちゃん(ミッフィー)が誕生した、はじめての本が、

実はこの『うさこちゃんとうみ』だということを

この番組で、初めて知りました。

この本が生まれたきっかけになったのが、

ご自分の当時2歳になる息子さんとの海水浴だったそうです。

なるほど、この本に出てくる「とうさん」は

ブルーナさんご自身だったんだ。

どうりで、この本からは、

お父さんに抱っこされているような居心地の良さを感じるわけです。


最後のページのうさこちゃん、

もっと遊びたいと思いながらも、こっくり こっくり眠っている・・・

うふふっ、外へ遊びに行って、遊び疲れて、

車の中で寝てしまった娘そのものです。(*^^*)

子どもはこんなところに、

自分とうさこちゃんを重ねていくんでしょうねぇ・・・。


今日、久しぶりに娘と

『ちいさなうさこちゃん』『うさこちゃんとうみ』

『うさこちゃんとどうぶつえん』『ゆきのひのうさこちゃん』

を、読みました。

読んでいるうちに、娘が

「うさこちゃんって、なんだかミッフィーちゃんに似てない?」

と、言い出しました。

なもので、私が

「うさこちゃんはミッフィーちゃんの日本の名前なのよ。

オランダではナインチェって言うのよ」と説明・・・。


ああ、でも私自身も、自分が最初に出会ったのは「ミッフィー」で

この「うさこちゃん」のシリーズは、

娘が3歳になってから、やっと購入したのです。


「うさこちゃん」のシリーズは、石井桃子さんの訳文が

とても心地よくて、大好きです。(読みながら、うっとりしちゃう・・・)

娘がもっと小さいときに、読んであげればよかった!と、

どんなに思ったことでしょう。

(ま、3歳からでもよしとしよう・・・と、今は思ってますけど。)


・・・そう言いながらも、

しっかりとミッフィーのアニメの影響を受けている私は

ついつい読み方が、

あのナレーションっぽくなってしまうのでした・・・(^^;


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