木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2002年04月02日(火) 「おばあちゃんの時計」

ジェラルディン・マッコーリーン・文

スティーブン・ランバート・絵 

まつかわ まゆみ・訳   評論社
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先日、図書館へ行きましたら、スティーブン・ランバートの絵が

目に入りました。

「コーラルの海」(「涼をもとめて水辺へ行こう♪」にUPしています。)が、

お気に入りなので、この本もすぐに手にとりました。

この方のやわらかいタッチの絵が、好きです・・・。



小さな頃、時間は時計で計らずに、肌で感じていたように思います。

今が朝であったり、昼であったり、夕方であったりするのは

お日様の輝きや傾き、影で、知らず知らずのうちに判断していました。


まだ、小学校1年生だったころだと思うのですが、

ある春の日、もうお日様の光が弱くなった夕方に、

ペンペン草で遊びながら、

「ああ、1日って、なんて長いんでしょう・・・

こんなに長かったら、6年生になるのって、一体いつのことなんだろう」と

思った記憶があります。

あの頃は、お日様が傾くまで、気のむくまま遊んで、

レンゲ畑で、レンゲの花の蜜を吸ってみたり、

しろつめ草で花輪を作ったりして、過ごしていました。


いつのころか、時計の時間に支配されるようになって、

気がつくと、1日というものが、私にとって、

とても短いものになっていました。

(特に、パソコンをしているとあっと言う間です・・・)


今、娘たちの世代はどうなんだろう・・・

少なくとも、私のころよりは、時間に支配されているかも知れません。


時の流れって、ほんとうは、おばあちゃんが言うように

時計の中におさまりきれないものなのだろうと思います・・・。


今日は娘に「もう○時よ! はやく!」と

言わないようにしよう・・・と、思う私です・・・(^^;


娘は、この本をみながら「おじいちゃんの古時計」を

歌っていました、くすっ。




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スズ [木陰でひと休み]

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