木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2002年03月11日(月) 「からだのなかでドゥンドゥンドゥン」

木坂 涼・文  あべ 弘士・絵 

「ちいさなかがくのとも」創刊号(2002年4月号)福音館書店
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「かがくのとも」の姉妹版として「ちいさなかがくのとも」が

創刊されました。

これをとっても楽しみにしていたんです♪

創刊号・・・さすが、力が入っているって感じです。(*^^*)


きいてごらん おとがする

からだのなかで ドゥン ドゥン

ドゥン ドゥン おとがする


この地球上で生きている物・・・みんな命があって、

その源から命のもとを送り出す音・・・

ふだんは気づかずにいるその音を、ふっと意識したときに

「生きているんだ!」って、あらためて感動してしまいます。


きのう娘とは、この本を読んだ後に、

お互いに胸に耳をあてて、その鼓動を聞きました。

そして、手首のところに手をあてて、

脈を打っていることを確認しました。

娘は身体の中で、なにかが常に動いていることを

ちょっと感じとったようです。

血液が心臓から「いってきま〜す」と出て、手の先まで旅をして

そうしてくるっとめぐっていくこと・・・

そのことを少しはわかったのかもしれません。


付録の「絵本のたのしみ」に

本川達雄さんの「絵とき ゾウの時間とネズミの時間」が

ご紹介されています。

サイズの生物学・・・この視点がとてもおもしろいお話です。

(我が家には「中公新書」版の

「ゾウの時間ネズミの時間 ーサイズの生物学ー」があります。

大人向けにはこちら♪←我が家のパパおすすめです・・・)


それから・・・植物の音も聞くと楽しいです。

以前、聴診器を持ってブナの森に出かけました。

ブナの木が吸い上げる水の音・・・この音にも命の大きさを感じます♪




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スズ [木陰でひと休み]

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