【三志塾】 塾長yoneの授業日記

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2004年10月27日(水) 命のはかなさ、大切さ

朝からテレビを見てると、
突然番組が中断されて特別報道になる。
新潟でまた震度6クラスの余震が発生したとのこと。
チャンネルをNHKに変えると、
その余震が起きたときの映像が流れている。

地響きのようなゴッーという音が聞こえ、画像が上下左右に揺れる。
避難所の映像では、床にはいつくばる人々の姿。
脱線した新幹線の復旧作業中を映していた映像では、
脱線した車体が余震で大きく揺れ、作業していた人たちが逃げ惑う・・・
地震の恐ろしさがイヤというほど伝わってくる。
そんな余震が幾度となく続く中で
避難生活を余儀なくされている方々のことを思うと、本当に心が痛む。
自然よ、怒りをしずめてくれ!

午後2時過ぎに出勤。
新潟の様子を見ようとすぐにテレビをつける。

川べりでのレスキュー隊員の姿が映し出される。
あの道路崩落で母子3人が車ごと生き埋めになった現場だ。
テロップには「3人の生存確認」の文字が。
思わず「本当か!」と声を上げる。
地震発生から実に4日が過ぎている。
しかも土砂に埋もれていて・・・。

ほどなく大きな岩や土砂に埋もれた中から、
小さな子どもがレスキュー隊員に抱えられて出てくる。
全身泥だらけにはなっているが、
手も足も顔を動いているではないか!!

「奇跡だ・・・」

リアルタイムに映し出される救出の瞬間を見ながら涙を流す。

その後、残った母親ともう一人の子どもの救出が続くが、
難航している模様。

その間にも、余震が何度かあり、
レスキュー隊員たちは救助の手を止め、
落石などがないか上を見ながら身構える。
レスキュー隊員たちが命がけで自分たちの使命を果たす姿にも感動。

残された母子が未だ救出されないうちに授業の時間となる。
生徒たちも今日はその話題が多く、
夕方まで家で救助の様子を見ていた生徒たちが多かったようだ。

休憩時間になり、事務室に行くと、
「母親はだめだった・・・」と事務員。

教室に戻り、生徒たちにそのことを告げると、
一同沈んだ表情に。

「命って、はかないものなんだ。だからこそ、大切にするんだ。」

そう言って再び教室を出る。
それ以上しゃべると泣き出しそうになったから・・・。


過去の今日・・・
2001年10月27日(土) 風邪ひきました
1999年10月27日(水) 落ちこまないで



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