【三志塾】 塾長yoneの授業日記
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2004年10月10日(日) |
秋のだんじり祭り(本町壱丁目地車) |
今日は、大和高田市天神社の秋祭り。 「だんじり(地車)」が町中で曳行される。 近くの町内にも「だんじり」があり、下は携帯で撮ったその写真。
↓本町壱丁目だんじり(本壱)
明治20年頃製作といわれている住吉大佐の五枚板だんじり。 このだんじりは、岸和田のように勢いよく走るものではなく、 お囃子にあわせてゆっくりと曳(ひ)いていく。 夜の曳行では、だんじりのちょうちんに灯が入り、 とても綺麗な姿を見せてくれる。
この秋祭りは大好きで、 小学生の時には毎年だんじりを引っぱっていた。
♪コンチキチ、コンコン・・・
鐘の音が聞こえてくると家を飛び出し、 一番にだんじりの所へ走って行ってたのを思い出す。
だんじりを曳く子供たちはみんな、
「そーれ、引ぃけ!もっとぉー引ぃけ!」と
大きな掛け声を出しながら曳く。 時々、
「そこらの姉ちゃん、ボーっと見てんと、引いたらどうじゃい」
などと、少々荒っぽい掛け声もあったが、それも祭りなので許された。
この「だんじり」も最近は様変わりした。 子どもの頃、町中をゆっくり曳行する伝統的なだんじりは4台くらいあった。 ところが何年か前から2台になってしまった。 しかも曳く子供の数がめっきり減ってしまい、見ていて何だか寂しくなる。
そのかわり、2年前に岸和田からだんじりが1台やってきた。 ソーリャー!ソーリャー!の掛け声とともに 岸和田流に勢いよく走って曳行する。 衣装をはじめ、鉦(かね)や太鼓などの鳴らしかたも地元のものとはかなり違う。 私は岸和田流のだんじりも好きなのだが、 やはりここで生まれ育ったせいか、 伝統的なだんじりのリズムのほうが自分には合っているような気がする。
伝統的なものを残すこと、 言葉でうまく説明できないのが悔しいけれど、 とても大事なことだと思う。
過去の今日・・・
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