【三志塾】 塾長yoneの授業日記
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昨日は、大阪のある私立中学校の塾対象入試説明会に行ってきました。 説明会に先立ち、教育評論家の先生の講演がありました。 演題は「ゆとり教育と私学」。 講演の中で、その先生は文部省が推進する「ゆとりの教育」に疑問を投げかけていました。 「日本は資源のない国、そんな中で唯一の日本の財産は『人』そして『教養』である。 しかし今、日本人、特に若者から『教養』が『ゆとりの教育』によって 奪われようとしている。2002年以降の公立校には期待できない。こういう時こそ 私学・私塾がしっかりしなければ・・・。」 というような内容の講演でしたが、拝聴していて私もそう思いました。 今でさえ学力低下が指摘されているにもかかわらず、 2002年の学習要領の改訂でさらに30%の学習内容削減・・・ これはもう、文部省の「日本人総愚民化政策」にほかなりません。 「いじめ」「学級崩壊」「少年犯罪」等々、目の前にある教育問題を解決するには、 「子どもにたちもっと『ゆとり』を与えさえすればよい・・・」 と文部省は判断したのかもしれませんが、 それは短期的な問題解決のためのものの考え方だと私は思っています。 長期的に見れば、いまの「ゆとり教育」では日本人がダメになってしてしまうのでは・・・ と私は本気で心配しています。 もっと子どもたちには「努力すること」や「我慢すること」を様々な形で 教えることが大切ではないでしょうか。 私は、勉強は「努力」や「我慢」を子どもたちが知る手段のひとつだと思っています。 入試も、努力した者だけが成功するという、社会の厳しさを知るいい経験だと思います。 受験をなくそう、定期テストをなくそう、学習内容を減らそう、完全週休2日制の導入、 土・日のクラブ活動もなしにしよう・・・などなど、 なぜ、文部省は子どもたちに楽することばかりを教えようとするのでしょうか・・・? 馬鹿な私には全く理解できません。 さぁ「日本人総愚民化政策」阻止のため、一介の塾講師である私は何ができるか・・・ このことを考えることで、さらに塾講師という仕事に張り合いができてきました。
過去の今日・・・
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