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2013年11月04日(月) 「トランス」

早くも残り2ヶ月となった2013年ですが振り返ると今年はあまり劇場で映画を観ていない…!(しかもアニメの感想しか書いてない…!)という事実に気づいて愕然としたので、このままじゃいかんと衝動的に映画館に駆け込み勢い3本ハシゴしてしまいました。我ながら極端すぎる。でも楽しかった!やはり映画館で観る映画はよいものですね!

ということでまずは「トランス」。監督ダニー・ボイル+主演ジェームズ・マカヴォイのサスペンスってことですごい気になってた一作です。マカヴォイくん好きだわー。ギャングと手を組んで絵画泥棒に荷担したオークションの競売人が、犯行途中予定外の行動をとったことでボスに殴られ記憶を失ってしまう。そして絵画は出てこない。隠し場所は彼自身も覚えていない彼の記憶に封じ込められているはずで、仲間たちはそれを探ろうと催眠療法士の診察を受けさせます。ふむふむなるほど、こうして催眠療法で真実を明らかにしていくお話なのねー……と思っていたら途中からどうも様子が違う。絵画の隠し場所はもはや二の次(きちんと明かされますが)、競売人とボスと療法士三人の関係が急速に複雑化し、どこまでが現実でどこからが催眠なのか、何を信じればいいのか観ているこっちもわからなくなる。わからないまま話は進み、かなり終盤まできてもどう決着をつけるのか見えてこないので言いしれぬ緊迫感と不安に襲われます。この後半のたたみかけるような演出はすごかった!え?え?え?と戸惑ってるうちに一気に強引にラストまで引っ張られた感じ。音楽がまたいいんだよなー。すごいかっこよくてグイグイ引き込まれる。
ただ最後まで見て全貌を把握しても、あまり後味の良い話ではないのよね…。そして自分の理解で本当に合ってるのか?というモヤモヤも若干残る(笑)(ネットでネタバレ感想漁ったら「ファイトクラブ」説とかあって、そこまで深読みしなきゃならんのか!と・笑)。もっと痛快なクライムサスペンスを期待してたのでそこはちょっと予想と違った。まあ監督ダニー・ボイルってことを考えれば想定内かもしれません。それとグロいシーンが結構多いので苦手な人は要注意。
しかしジェイムズ・マカヴォイくん的にはいろいろ新境地でありました。私は彼を「ペネロピ」で知って、あとファースト世代X-MENとかもう大好きなんだけど、そういう従来の彼のイメージとは違った顔が見られます。そしてロザリオ・ドーソンの脱ぎっぷりが実に見事でありました。催眠療法最強だな!



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トランス
【TRANCE】

2013年 アメリカ・イギリス /日本公開 2013年
監督:ダニー・ボイル
出演:ジェームズ・マカヴォイ、ヴァンサン・カッセル、ロザリオ・ドーソン
(劇場鑑賞)




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