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2008年01月09日(水) 「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」

「リンカーン暗殺者の日記」などと副題がついてるくせに全然日記の話じゃないじゃんコレ!うそつき!(笑) リンカーン暗殺の真実にせまるアドベンチャーかと思っていたらそうではなくて、やってることは結局やっぱり宝探しなのでした。今回のゲイツは売られたケンカを買った形で先祖の名誉を挽回すべく頑張ります。パリに飛んだりバッキンガム宮殿に不法侵入したり大統領を誘拐したり…前作から思ってたけど結構強引ですよねこの一家。目的のためなら手段を問わない典型だな。

全体的に少年向けの冒険小説を読んでるみたいな印象というか、やっぱディズニーってことで対象年齢低めなのかしら。話のスケールは大きいんだけどとにかくご都合展開の連続でツッコミどころも満載。あまりにお人好しすぎる大統領とか(あんな無防備じゃマズイだろ!)。あとエド・ハリス扮する悪役もゲイツに最後まで謎を解かせるつもりかと思いきや突然カーチェイスを仕掛けてきたり殊勝に協力したかと思えば今度は脅迫を始めたりして、頭が良いのか悪いのかいい人なのか悪い人なのかよくわかりません(笑)。そして黄金の都市を目指すラストダンジョンはまるでグーニーズのようだった…!(探検してるのは皆いい大人ですが) 仕掛けられたギミック、特にぐらぐら動いてみんなでバランス取る床などは「風雲!たけし城」のアトラクションみたいでちょっと面白かったです。そういえばこの黄金都市は入り口から辿り着くのに相当大変な道のりでしたが出口はびっくりするくらいあっけなかったですよね。逆から入った方が早かったんじゃないでしょうか?(笑)

などとツッコミ入れつつも時折挿入されるアクションは見応えあるし暗号解読なども割とサクサク進むので退屈はしなかった。コメディっぽい部分のやりとりも面白いし。娯楽!と割り切ってしまえば楽しめるのではないかな?私は楽しかったです。何よりキャストが超豪華、ジョン・ヴォイトをはじめエド・ハリスやらヘレン・ミレンやら特にシルバー世代にアカデミー級の顔ぶれが揃っているのでストーリーがちょっとくらいアレでも落ち着いて見てられる安定感がありました。あ、もちろん主演のニコラス・ケイジ&ダイアン・クルーガーも熱演でございます。大ベテラン陣に囲まれているとこの二人がピチピチの若者に見えます(笑)。

ていうか!
47ページには何が書いてあったの〜〜〜?!気になる!(笑)
(もしやこれが次回作への伏線なのか…?)




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ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記
【NATIONAL TREASURE: BOOK OF SECRETS】

2007年 アメリカ / 日本公開:2007年
監督:ジョン・タートルトーブ
出演:ニコラス・ケイジ、ジョン・ヴォイト、ハーヴェイ・カイテル、
エド・ハリス、ダイアン・クルーガー、ヘレン・ミレン
(劇場鑑賞)



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