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2007年08月01日(水) 「レミーのおいしいレストラン」

映像がすごい!きれい!ネズミ視点で描かれてるシーンが結構あるので(前半特に)、ネズミ特有の走り方とかスピード感とかそれに伴うものの見え方とかめちゃくちゃリアル…って私ネズミじゃないからリアルかどうか厳密にはわからないんですが、でもとにかく圧巻。見ていて飽きない。水に飲み込まれるシーンはこっちの息が詰まるくらい迫力あった…!あとはパリの夜景!キラキラ輝いて美しい!

映像だけじゃなく内容もなかなかでした。レストランの厨房で最も嫌われるネズミがシェフを夢見るという奇想天外ストーリー。夢見てるだけじゃなくて、ネズミのレミーには本当に料理の才能があるんです。そんなレミーが料理下手のリングイニと出会い、二人は誰にも内緒で協力し合うことになる。人間とネズミだからもちろん言葉は通じないんだけど(でもレミーには人間の言葉がわかる)、二人は助け合って周囲にバレずになんとか上手くやっていく。(助けられてるのは主にリングイニの方ですが・笑)
途中で信頼関係が崩れかけ、お互い「これだから人間は…」「やっぱりネズミは…」となるあたりも興味深い。この映画にはいろんな要素が含まれてるけど、二人の友情物語としても見られるよなー。
レミーはすごく可愛いです。可愛いだけじゃなくて、料理に対する情熱が半端じゃない。料理するための前足が汚れるからって二足歩行をしたり、あとお腹がすいてるのにグストーの霊に「盗むのか?料理人なら料理をするべきだ」と言われて本当に我慢したり、なんとも健気というか、高潔な志に胸を打たれます。映画の中ではこれでもかというようにRatRatと連呼されるんだけど、心意気はそこらの人間よりもよっぽど立派だよ…!

一番印象深かったのは料理評論家のイーゴー。気難しい人物で先代グストーの評価を下げた張本人なんですが、リングイニの評判を聞いて彼の店に食事に来るわけです。そして出されたラタトゥーユに感銘を受けて「シェフと話したい」と言う。すると出てきたのはネズミ。イーゴーは明らかに困惑した顔をするんだけど、リングイニ達の説明を聞いても決してバカにしたり怒り出したりせずに、ただお礼を言って静かに立ち去る。美味しかったものを正当に評価する、誰が作ったかということで評価を変えたりしない。これは評論家として信頼できる、誠実な態度だと思いました。まあネズミが作ったっていうのはいくらなんでも普通ありえませんけども(笑)。
その翌日新聞に載ったイーゴーのレビューがまたいい。「グストーが言った『Anyone can cook.』を自分はやはり否定するが、しかし付け加えるならば、本物のシェフはどこからでも現れる」というようなことを書くんです。見た目ではない。出自も関係ない。グストーと血の繋がっていたリングイニにはまるで才能がなくてRatのレミーが名シェフだったことがその裏付けで、そしてこれは別に料理に限ったことではないんじゃないかな、と思います。

…なんかあんまり褒めすぎな気もしますが。
ネズミがもともと嫌いな方は見ない方がいいかもです(笑)。
(わらわら出てくるから!)



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レミーのおいしいレストラン
【RATATOUILLE】

2007年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:ブラッド・バード
声の出演:パットン・オズワルト、ブラッド・ギャレット、イアン・ホルム、
ピーター・オトゥール、ルー・ロマノ
(劇場鑑賞)



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