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うわー長髪髭面ヴィン・ディーゼルを初めて見たYO!(なによりもまずそこに衝撃)
スターウォーズとマトリックスとターミネーターのいいとこ取り出して混ぜ合わせたような壮大な予告編をさんざん見ましたが、蓋を開けたらやっぱりヴィン・ディーゼルの肉体アクション映画でした。や、決して文句言ってるわけじゃなくて、これはこれで楽しかったです。私けっこう彼のこと好きなので。 それでストーリーの方は、極悪非道な犯罪者、銀河系のお尋ね者であるリディックがいろんなところから追われまくるという話、……なんですが、あのーちょっとすいません、リディック全然悪人に見えないんですけど!(笑) だって行く先々でいちいち人助けしてるんですよ。なんか動物(動物…?)ともしっかり仲良くなってるし、いっそ善人だと思います。前にも書いた気がするけど、役柄はともかくこの人っていかつい身体のくせに眼差しがかわいいというか優しいというか、とにかくどうしようもないイヤな奴には見えないんだよなあ。ワルはワルでもこう、曲がったことが嫌いな筋の通った不良みたいな? え、「ワイルド・スピード」と混同してますか私。でも「ノックアラウンド・ガイズ」とかもそうだったしなあ。「トリプルX」も似たような感じじゃない?
あと、ほんと全然どうでもいい話なんですけど、敵側のリーダーが頭にかぶってた兜というか防具を一目見た時から「阿修羅像!」とか思ってしまって、なんかもうそれからずっとこの人が出てくるたびに可笑しくて可笑しくて大変でした。そんなくだらないことで見当違いに笑いを堪えていたのはおそらく日本中で私だけだと思います。おのれの鑑賞レベルの低さが身に沁みた一日でした(今更)。それとくだらないついでにもう一つ言わせてもらうと、同じく敵側のヒロインみたいな人のあのアイメイクはちょっとやりすぎだと思う(笑)。パンダだよあれじゃ…。と、そんな感じで敵側の人がみんな微妙に面白かった映画です。いや、そんな感想は間違ってるな。えーと、だから結局、ヴィン・ディーゼルの人の良さを堪能する映画です(ってこれもなんか違う…)。まあいいや。楽しかったから。
ジュディ・デンチの存在意義はよくわからなかったなあ。どういうポジションの人なんでしょうか(というかそもそも何者なんだ。消えたり現れたり)。私ぜんぜん知らなかったんですが、この映画「ピッチブラック」という作品の続編だそうですね。前作観てたら印象も違ったのかも。
****** リディック 【THE CHRONICLES OF RIDDICK】
2004年 アメリカ 監督:デヴィッド・トゥーヒー 出演:ヴィン・ディーゼル、コルム・フィオール、アレクサ・ダヴァロス、 カール・アーバン、タンディ・ニュートン、ジュディ・デンチ (劇場鑑賞)
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