■映画の感想です。映画館で観たもの中心。普通にネタバレしてるのでお気をつけください。
■好きなのはハリウッドエンターテイメント。邦画は苦手。イケメン俳優に甘いです。美しい男を発掘するのがライフワークです。
■最近ようやくツイッター始めましたー。→Twitter




INDEX←backnext→


2004年05月07日(金) 「名探偵コナン 銀翼の奇術師」

映画館なんて三年に一度くらいしか行かないような妹が、「お姉ちゃん、今年のコナンは観るしかないね」と鼻息荒く誘ってきたので姉妹で仲良く鑑賞。いい大人が二人して本気で胸躍らせながらコナン映画を観に行く図というのもなかなか薄ら寒いものがありますが、今年は怪盗キッドが主役だから特別なのである。ああ好きだ!キッド!私はこういうキザ野郎キャラにむちゃくちゃ弱いんだよなあ。例えばFF6ならエドガー、犬夜叉なら弥勒、ハガレンならロイ・マスタング…(あれ?これってキザというよりは単なる女たらし?)

パンフレットまで買っちゃったよそれで映画の方は、とりあえずキッド好きにもコナン好きにもそして新一好きにもひとまず満足の仕上がりでありましたよ。楽しかったです。劇場版コナンって私的にはやっぱり新一の登場がひとつの楽しみなわけで、設定上の様々な制約の中あの手この手で毎回上手いこと登場させるもんだなぁと感心していますけれども、うーむ今回はそうきたかー!という感じでした。いきなりそう来るかー!と。もう山口勝平さん大活躍!みたいな(笑)。まぁその辺は観てのお楽しみお楽しみフフフフフ。
ストーリーは、キッドが犯行予告を送りつけてきて(例によって暗号で)、その挑戦をコナンが受けて…というお決まりの流れ。ですが、今回はミステリ部分は割とサクサク片づいてしまい、そこから先が本番なのね。脚本的にあえて意地悪なツッコミを入れるとしたら(笑)この点で、つまり本作はミステリというよりほとんどパニック映画になっております。そして「コナンvs.キッド」などと宣伝しておきながら対決ではなくむしろ二人はガッチリと協力しております(笑)。今回は明らかにこれが描きたかったんだろうなあ。序盤の汐留シーンにしても、一見大捕物に見せかけつつもいざコナンが危なくなったらすかさずキッドが助けに行ったりして、あれじゃ二人仲良くジャレ合ってるようにしか見えないってば。キッドの狙った宝石だって結局アレだし(なのにキッドあんまり悔しそうじゃないし/笑)そもそも宝石狙ってるという発端自体が話にキッドを登場させるための前フリにすぎないような気さえする。いや、別にケチつけてるわけじゃなくて、それくらい後半の盛り上がり(盛り上げ?)にチカラ入ってたということ。思わず手に汗握ったよ!そりゃまあ、ありえなさ度120%の展開だけども(笑)、いいのいいの、マンガなんだから!それが楽しいの!

しかしキッドって、コナンに乱入する時は妙に二枚目気取りっていうか、いつの間にやらこんなにカッコ良キャラ扱いなのは何故だろう。自分が主役のシリーズではここまでキザじゃなかった気がするんだけど。「では、お嬢さん。またいつか淡い月光の下でお会いしましょう」とか、いまどき何だよそれ、聞いてるこっちが恥ずかしいよ!!(でも好き) ちなみにこういう歯の浮くようなキザ台詞の出どころはおおむね原作者の青山先生らしいですよ(笑)。その路線ぜひ今後も貫いてください。わたくしそこがツボでございます。

そういえば今回から監督が変わってるみたいですね。雰囲気が違ったのはそのせいかなあ、ともちょっと思いました。


******
名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン) 〔アニメ〕

2004年 日本
原作:青山剛昌(「少年サンデー」連載中)
監督:山本泰一郎
声の出演:高山みなみ、山口勝平、山崎和佳奈、神谷明
(劇場鑑賞)



INDEX←backnext→


My追加
利音 |Mail  | Twitter





 「エンピツユニオン」