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2004年03月30日(火) 「ペイチェック 消された記憶」

アフレックさんは苦手だ苦手だと言いながら最近の劇場公開作はかかさずチェックしているような気がするんですがほんとは好きなんでしょうか私!実は恋してたりして!きゃ!もしも突然アフレック祭りとか始めてしまってもその時はどうかそっとしておいてくださいネ。(ありえないありえない)

(※以下↓戯れ言感想のくせに結構ネタバレしてるかも。未見の方ご注意。)



アフレックさん脳いじられ中それはともかく、冗談じゃなくて今回のベン・アフレックさんはとっても良かったですよ! ダメっ子好きな私的にかなり好感度アップです。 素顔 じゃなかった、ええと、持ち味を見事に生かした役柄と申しましょうか、脳をいじられた直後の視線が定まらない呆けた顔とか台詞忘れたのかと心配してしまう微妙な間の取り方とか、ほとんど演技とは思えぬ(笑)素晴らしさ。いや〜これは間違いなく君の役だ!君以外にはできない! 自分で送った封筒の意味がわかんないからって思わず中身でクエスチョンマークを作ってみたりするその短絡的なセンスがグー!全然解決になってないYO!ピンチに陥るたびの慌てっぷりもグー!間抜けっぷりもグー!
一方でFBIの人とかも負けずに間抜けっていうか、あれだけ頭数そろえておきながらいとも簡単にベンを逃がしちゃうし、おまけに「どうして逃げられたんだ?!」ってそりゃあんたがタバコ吸ったからじゃん!不思議がるなよ!誰が見ても明らかだよ! ていうかあの取調室の椅子は何?回転椅子?何でぐるぐる回ってるのか気になって気になって仕方がなかったです。未来仕様ですか?
アーロン・エッカートもどうせベンを殺すつもりなら自分の監視下にいるうちに殺しちゃえばいいじゃんよー。何で律儀に記憶を消して街に放してから狙うのさ。もうみんな要領悪すぎ。銃突きつけあっておきながら結局素手で格闘始めるのはなぜだ!機械を壊しに戻ったはずなのにいつの間にか直してるのはなぜだ!あああツッコミ所満載で楽しすぎる。こういう映画大好きだ〜。先日の「タイムライン」に引き続き2004年上半期お気に入り娯楽作に決定。


まあひとつ文句を言わせてもらうとしたら、鳩が! 鳩が少ないよ監督!!(笑) ジョン・ウーの映画では毎回鳩の世話係がいるというもっぱらの噂ですが今回はその必要もなかったのではないでしょうか。わざわざあのシーンで飛ばしたのは意表突かれて面白かったけどね。どうせならその勢いで二挺拳銃も出して欲しかった。
あと思ったのは、ユマ・サーマンが全然綺麗に撮れてない(笑)。美人なのにその魅力をいまいち引き出せてないような。ジョン・ウーはやはり男達のドラマを撮るべきですね。ヒロイン役(だよね一応?)なのにユマが最も際立っていたのはアクションシーンだったという。しかも主演のベンよりずっと動きにキレがあったという(笑)。「キル・ビルvol.2」が楽しみです。(変なまとめ方)




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ペイチェック 消された記憶 【PAYCHECK】

2003年 アメリカ / 日本公開 2004年
監督:ジョン・ウー
出演:ベン・アフレック、ユマ・サーマン、アーロン・エッカート
(劇場鑑賞)



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