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2004年02月25日(水) 「ギャンブル・プレイ」

さあ待ちに待ったレイフの新作ですよ! と言っても今回はノークレジットの端役ですけどね!ていうかもうとっくに公開終了してますけどね! いやぁ〜あっという間だったな〜(笑泣)。確か公開前には“銀座シネパトスを始め全国順次ロードショー!!”とかえらい壮大な宣伝文句を目にしたような覚えがあるんですがあれは見間違いだったんでしょうか。夢だったんでしょうか(笑)。



(以下↓レイフ・ファインズ・レポートとなっておりますので未見の方ご注意下さい。)




珍しく凶悪な顔してます今回のレイフたんは、裏の世界の絵画専門仲介屋みたいな人。珍しく悪人を演じておりましたよ。まあ、悪人とはいえ所詮脇役、それほど迫力ある極悪人でもなくて、手下みたいな人がヒロインの女の子を傷つけようとしたら「女じゃない、絵の方だ!」とか言って相変わらずのフェミニストぶりを発揮しているし(←?)、その後もさかんに生臭い脅し文句で凄んでるのでおお珍しく暴力沙汰に発展か?!と思いきや、一人で暴れてプンプン怒ってそのままそそくさと帰ってしまうあたりがなんとも可愛らしかったです。…え?私見方間違ってます?や、もう何やっててもいいんですよ。好きだから。それが愛。
ピカソ(偽)を手に激昂するレイフたんさらに、キュービズムだッ!新耽美派だッ!とか大音量でわめき散らしたりして美声も惜しみなく披露。いやぁシビレました。何なんですか新耽美派って! ニック・ノルティと女の子も脅されてびびってるというより呆気にとられて眺めてるって感じなのがちょっと面白かったですけど(笑)。
そんな感じで、レイフに関しては想像してたよりも出番が多くてそこそこ満足だったかな。せいぜいワンシーン、一瞬の登場だろうと思ってたので。というか、予告でどんな雰囲気の役柄かだいたい予想できてたにもかかわらず実際に登場したらやっぱり舞い上がってしまう自分の乙女っぷりに拍手。久々の大画面レイフに動揺してしまったというか、それまで眠気と格闘しながらウトウト観てたくせにレイフが出てくるや否や鼻息荒く食い入るようにスクリーンを凝視したりして今考えると私かなり挙動不審な女だったような気がします。すみません、周りの人。

脇役の話ばかりするのもアレなので映画そのものの感想も簡単に書いておくと、うーん、全体的にダルかったです。まあ監督がニール・ジョーダンなのでこの倦怠ムードも魅力のうちなんですが、その反面でスタイリッシュな犯罪ドラマ風に見せようとしたり笑いの要素を混ぜ込んだりしていて、なんか散漫な印象なのね。主演のニック・ノルティも確かに似合ってるんだけど少々役作り過剰に見えたなあー。個人的には 「ハルク」の時の馬鹿馬鹿しいキレっぷりの方が面白かった。あ、でもヒロインの女の子…って、いいかげんきちんと名前書けって感じですね、えーと、ナッサ・クヒアニチェちゃん(難しー)、彼女は良かったです。声とかしゃべり方とか仕草とかけだるい感じがすごく良かった。髪型も可愛かった。


ちなみにこの映画、早くもDVD化が決まってる模様。見逃してしまった方or観る機会がなかった方もほどなくお茶の間でお手軽にレイフをご堪能いただけます(笑)。お楽しみに。




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ギャンブル・プレイ 【THE GOOD THIEF】

2002年 イギリス・フランス・カナダ・アイルランド / 日本公開 2004年
監督:ニール・ジョーダン
出演:ニック・ノルティ、チェッキー・カリョ、ナッサ・クヒアニチェ、
エミール・クストリッツァ、ジェラール・ダルモン、レイフ・ファインズ
(劇場鑑賞)


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