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2004年01月10日(土) |
レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード |
さあやっと書き始めます年越し映画の一本目。
主演アントニオ・バンデラス+サルマ・ハエック+エンリケ・イグレシアスというラテンの血を煎じて煮詰めて燻したようなメンツに加えて怪優ウィレム・デフォーに懐かしのミッキー・ローク、そして忘れちゃならないジョニー・デップ! いやはや超個性派濃厚メンバー勢揃いで一体どうなることやらと思いましたが、映画そのものは馬鹿馬鹿しさ満載のエンターテイメントに仕上がっていて(誉めてます)なかなか面白かったです。何も考えずに見て楽しめて観終わったらすぐに忘れられてわたくしこういうの大好きですよサンキュー、ロドリゲス。最初からこんなこと言うのもなんですが今回上映された三本の中ではこれが一番楽しかったなあー。まあ、残りの二本はそもそも楽しいジャンルじゃないんだけども(笑)。
バンデラス扮する伝説のガンマン、エル・マリアッチが、メキシコの情勢鎮圧のために派遣されてるCIAジョニデに暗殺者として雇われるの話(だったと思う)。クーデターを目論む将軍にバンデラス自身の私怨が絡んでいたり、ジョニデがCIAとはいえかなり悪徳で食わせ物だったり、黒幕にデフォー氏がいたり、なんかそういうような話です。って、あーもう実はよく覚えてないんだよ!すみませんね!
でもはっきり言ってストーリーなんかどうでもよくて、私はこの映画、結構残酷にドンパチやってるのにどこか笑いを誘うところが良かったと思います。下手な小道具(腕/笑)とか、いきなりギターケースが火炎放射器だったりとかして、そんなのあるかよ!っていうツッコミ所がいちいち面白かった。 あと何と言っても、出演者全員が大真面目に役になりきってるところが最高。これがこの映画を好印象にしている重要なポイントだと思うなあ。みんなノリがいいというか結構その気になってるというか、楽しんでやってる感じが非常に良いのね。バンデラスは突然酒場で弾き語りを始めたりして哀愁漂うヒーローになりきってるし(その神妙ぶりが笑える)、ウィレム・デフォーは日焼けメイクで口髭つけて白いゆったりシャツ着てボタン3つくらいはずして(笑)思いっきりメキシカンになりきってます。 そしてジョニデ。この人が涼しい顔して飄々とエキセントリックな役柄をこなすことは数々の実績で明らかですが、やはり今回もさすがの存在感。バンデラスとどっちが主役だかわかりません。ていうか実際バンデラスよりも人を殺してたんじゃないだろうか。ちょっと人撃ちすぎです。あとしつこく言わせてもらうけどちょっと用意が良すぎです例の腕! いつの間に用意してたんだよ! それにファッションショーのように次々お召し替えしてくれるところも良かったです。“CIA”とかプリントされてるTシャツ着てるのには笑ったけど。後半はマイケル・ジャクソンかと思ったけど。いやそれどころじゃない大変なことになってしまうんだけど(笑)。<笑うな
サルマ・ハエックは出番が少なくてちょっと物足りない感じだったかな。この人はこのシリーズだと抜群に映えるというか、やっぱ美人なんだなあと思いますね。そういえばエンディングの歌はサルマが歌ってるんだって。あとバンデラスも歌はもちろん、作曲もしてるらしいですよ。みんなヤル気満々(笑)。ロバート・ロドリゲスが監督兼脚本兼編集 兼音楽 やってるのは前作通り。 (←※追記:ごめんなさいちゃんと調べたところ前二作では音楽やってませんでした。適当なこと言ってすみません。)
ただこの映画ね、幸か不幸か、予告編で見どころを全てキレイに見せてしまっている。私がせっかく反転表示にしたところまで見せてしまっている(笑)。ので、決して予告編以上のものを期待してはいけません。過剰な期待をしなければそれなりに楽しめると思います。そんな予告編が見られる公式サイトは→コチラ!
****** レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード 【ONCE UPON A TIME IN MEXICO】
2003年 メキシコ・アメリカ / 日本公開 2004年 監督:ロバート・ロドリゲス 出演:アントニオ・バンデラス、ジョニー・デップ、ウィレム・デフォー サルマ・ハエック、ミッキー・ローク、エヴァ・メンデス (劇場イベント鑑賞・「カウントダウン映画でお正月2004年!」)
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