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舞台は60年代ニューヨーク。街に来たばかりの新進女流作家と超プレイボーイジャーナリストの恋の駆け引きを描いたラブコメです。主演レニー・ゼルヴィガー&ユアン・マクレガー。
もっと唄あり踊りありのハチャメチャなラブコメを想像してたらそういうわけでもないのね。というか、下手にオチがあるストーリーにせずとも、単純な話でいいからミュージカル仕立てみたいな感じで華やかに盛り上げた方が楽しかったんじゃないかなーとちょっと思いました。せっかく実績のある二人が主演なのにデュエットがエンドロールだけなんて勿体ないじゃんよ。 いや、基本的には楽しかったんです。けど、でもやっぱり今このタイミングでレニーとユアンの顔合わせとくれば観る方は(無意識的にせよ)「シカゴ」+「ムーランルージュ」的なノリを期待してしまう部分があるでしょ。だからその分観賞後の物足りなさが割り増しされてしまうのではないかと。豪華なキャストで逆に損をしてしまったというか、あれ?もっと踊らないの?もっと唄わないの?と、この二人だからこそ思ってしまう。
個人的に良かった点は、ユアンのシャツの脱ぎっぷりです(笑)。こう、ババーッ!と、ボタンちぎれ飛ぶくらいの勢いで(実際飛んでたかも)、実に豪快、潔い。やはりユアン・マクレガーたるもの潔さで勝負していただきませんとね。自分のセールスポイントをよく分かっていらっしゃる。 いや、真面目な話、ユアンって、私そんなに積極的ファンなわけじゃないので普段は何とも思わないんだけど、こうしてスクリーンで動いてる姿を見ると突如好き度がアップしてしまうというなんか不思議な人なのです。あの目つきが、恋する眼差しがいいんだよなー。今回も女たらしの役だというのに瞳がやたら純真だったと思いません?…って、あれ?私も騙されてますか?(笑) それもプレイボーイの手口なの? そしてレトロな髪型も素敵でした。…くふ(含笑)。
あとは、街の風景やファッションやインテリアなんかがカラフルで見ていて楽しいです。雰囲気を楽しむ映画かな。
****** 恋は邪魔者 【DOWN WITH LOVE】
2003年 アメリカ / 日本公開 2003年 監督:ペイトン・リード 出演:レニー・ゼルウィガー、ユアン・マクレガー、 サラ・ポールソン、デヴィッド・ハイド・ピアース (劇場鑑賞)
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