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2003年09月27日(土) 「夜になるまえに」「IP5/愛を探す旅人たち」

前回のつづきです。オリヴィエ・マルティネス祭り絶賛開催中!)


■ その3「夜になるまえに」

これは普段の私なら多分観ないであろう。ちょっと重かった。
ジャンルは伝記なんだけど話の流れにそれほど重点を置かず、なんていうのかな、詳しい説明を加えずにブツブツとシーンを繋いでいってるような感じで、これってこの監督の特徴なんでしょうか。「バスキア」観た時もこんな印象だったような。
主演のハヴィエル・バルデムは素晴らしい演技だと思いました。この人正面から見ると目元がロバート・ダウニー・Jr.に似てませんか。

それにしてもジョニデ。参った。この前の海賊以来、なんかこの人には今頃になって改めて感嘆させられっぱなしだなあ。これだけ美形でこれだけエキセントリックな演技をこなせる役者なんてそうそういないと思うぞ。もっと崇めたまえ皆の衆。

あ、えーと、オリヴィエ・マルティネスね。うん、よかったよ。…いや、ほんとに(笑)。これまでとタイプが違う役でちょっと驚いた。


■ その4「IP5/愛を探す旅人たち」

うーむ、好きなのか嫌いなのか、良かったのか良くなかったのか、自分でもはっきりわからない不思議な後味だ。ファンタジーのようでいてそうじゃないし、(その幻想風な部分も含めて)いろんな要素が伏線なのかと思いきやそのまま放置されっぱなしだったりして、つまり体裁としては決して整っていると言えないと思うんだけど、だからダメ!却下!と一言で片付けてしまえない何かがある(ような気がする)。ハリウッド映画にどっぷり浸ってる私にとってはラストも呆気ない感じでしたがこの映画にはこういう終わり方が相応しい(ような気がする)。なんかね、つっこみ所はたくさんあってもつっこむ気にならないっていうか。そんな感じ。
内容は、ものすごく簡潔に言うと、老人と若者と子供のロードムービーです。確かにみんな、愛を探していました。イヴ・モンタンはこれが遺作だそうで、それを知ったらちょっと切ないなあ。内容とかぶってしまうじゃないか。


オリヴィエは、ストリートアーティストで無法者。セクシー系ではないけどなかなか良かった。上手かった。演技が下手とか言ってごめんね!撤回するよ! あと、これ見て彼が“フランスのブラピ”とか言われてる理由がちょっとわかったかもしれません。何となく似てる。それからコリン・ファレルとも似てる。…なんだ、結局私のタイプなんじゃん。

そしてフード付きの上着をずーっと着てたのが可愛かったです。すみませんわたくしフードフェチなもので。



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以上、一気に観まくったわけでございますが、トータルで考えると個人的には「運命の女」の彼が一番好きかなあ。やっぱりあれが一番フェロモン出てたと思うよ。素肌にコートとか着ちゃっていかにも胡散臭い感じとかもうたまんない。最高。
今回は感想書いたこの順番で鑑賞したんだけど、これってどんどんセクシー路線から外れていくんだよね(笑)。だからちょっと物足りないといえば物足りないです。ああどうかどうか「S.W.A.T」ではセクシーでありますように!(無理?)



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夜になるまえに 【BEFORE THE NIGHT FALLS】 

2000年 アメリカ / 日本公開 2001年
監督:ジュリアン・シュナーベル
出演:ハヴィエル・バルデム、オリヴィエ・マルティネス、
ジョニー・デップ、
(DVD鑑賞)


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IP5/愛を探す旅人たち 【IP5: L'ILE AUX PACHYDERMES】 

1992年 フランス / 日本公開 1993年
監督:ジャン=ジャック・ベネックス
出演:イヴ・モンタン、オリヴィエ・マルティネス
(ビデオ鑑賞)




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