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内容がどうとか言う以前に、主演のジェイソン・ステイサムのプロモーションみたいな映画でした。例えばトム・クルーズにおける「M:I-2」のような。またはキアヌ・リーブスにおける「スピード」のような。とにかく彼が始めから終わりまでずーっと出ていて、ずーっと見せ場が続く。しかもやたらと強い。っていうか強すぎる。一介の運び屋がなぜそんなに無敵なんだ!
ストーリーもあるにはあるけど割とどうでもいいというか…、まあ序盤の運び屋家業をこなしてるところはそれなりに興味深く鑑賞しておりましたが、後半のアクションに次ぐアクションステイサム氏一人舞台に至っては何故彼はこんなに一人で頑張ってるのだろうそして彼がトランスポーターであるという設定の必然性はどこに?とか思ったり……え?…脚本がリュック・ベッソン?…ああなるほど……っと失礼。えっとー、勢いがあって良かったっす! いや、これはほんとに。テンポは良かった。さくさく進むのでストレスなく見られます。上映時間も私は基本的にこれくらいが好きだ(1時間33分)。
ジェイソン・ステイサムはアクション似合いますね! ほんとに強そうでカッコイイ。格闘シーンがサマになる、すんごい鍛えられた身体してるんですよ。いやあ「スナッチ」では脱いでくれなかったから気付かなかった(笑)。飛び込みの選手だったそうですね。納得。 冒頭のカーチェイスシーンが特にカッコ良かったなー。って、肉体美を讃えておきながら違うところで誉めるなよ、って感じですが。でも男の人が華麗にハンドルをさばく姿って妙に格好良く見えませんか。私だけかしら。マット・デイモンですらカーチェイスの時には格好良く見えてしまったものです。…あわわ、いや、マット君、普段も十分カッコイイYO! あとそういえば、ラブシーンの唐突さも「ボーン・アイデンティティー」といい勝負でしたね。君達状況考えなさい、と(笑)。
****** トランスポーター 【THE TRANSPORTER】
2002年 アメリカ・フランス / 日本公開:2003年 監督:ルイ・レテリエ 出演:ジェイソン・ステイサム、スー・チー、 マット・シュルツ、フランソワ・ベルレアン (劇場鑑賞)
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