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信じられない、いや、信じたくない。いっそ観なかったことにしてしまおうかと本気で思い悩みました。でも書きます。辛くても、目を逸らしてはいけないのだ。現実というものを、時の流れというものを、私は受け入れなければならない。いいえ、内容についてではありません。そんなことはどうでもいいのです。そうではなくて、
ブラッド・レンフロ!
太りすぎだよ!!!
いやはやわたくし久々に己の網膜を疑いたくなるほどの衝撃を受けました。一体何があったんですか彼に。いつからこんななんですか彼は。「依頼人」や「マイ・フレンド・フォーエバー」のイメージを大事に胸に抱えたまま期待していた私が間違いだったのでしょうか。だってあの頃とはまるで別人じゃん!なんでこんなに太っちゃったんだよう!最初誰だかわかんなかったよまじで。ほんとに! ああ、このような事態となってはわたくしマイフェイバリット美少年リストからブラッド・レンフロの名を抹消しなくてはなりません。遺憾であります。誠に遺憾であります。子役でブレイクするとこういうことがあるから怖いんだよな…。
そういうわけでブラッド・レンフロの変わりっぷりに気を取られてしまってストーリーはあんまり憶えてないです。50年代のニューヨークを舞台にしたストリートギャングのお話。道を挟んで対立している二つのグループ、片方のリーダーの弟(レンフロ)がもう一方に属する娘と恋に落ちる、という。なんか思いっきりどっかで聞いたことあるような設定なのは気のせいですか。ていうか向かいに引っ越してきただけで突然恋に落ちるのは何故なんでしょうか。若いからですか。もうどうでもいいです。ラストもなんか陳腐です。監督はディカプリオの「バスケットボール・ダイアリーズ」を撮った方だそうです。そうですか。何が言いたかったんでしょうか。
まあぶっちゃけ私は内容には全然期待してなくて、目的は最初からキャストだったんだよね。ブラッド・レンフロってどんな風に成長したのか見てみたいっていうのがまずあって(見事に裏切られたけどさ)、その他の面々もスティーブン・ドーフにノーマン・リーダスにジェームズ・フランコというなんだか美味しそうなメンツだし、さらに隠し味にはあなた、80年代の青春スター、マット・ディロンのお出ましときた(笑)。いやあやっぱマット・ディロンはこういう青春映画にはかかせんなあっはっは!とか友人と盛り上がりつつ、ゆりかもめに乗ってわざわざお台場くんだりまで出向いたわけですよ。しかしどうでもいいけどゆりかもめの運賃は高すぎます。新橋〜台場、だらだらレインボーブリッジ渡るだけで310円てどういうつもりだ。京浜急行だったら300円あれば品川から横浜まで余裕で移動できるっつーの。
あーそんなことよりブラッド・レンフロ〜。頼むよ〜。納得いかねーよ〜。もう少し頑張ってくれよ〜。ジョディ・フォスターだって一時期太ったけど復活したんだからさ〜。頑張ってダイエットしてぜひかつてのシャープな雰囲気を取り戻して下さい。大丈夫。まだ、若いんだから。ね!
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ちなみにこの映画、東京お台場のシネマメディアージュで一週間のみの上映でした。今はもうやってません。公式サイトは→コチラですが、そんなに言うならそのブラッド・レンフロの変貌ぶりが見てみたいわ!と仰る方には公式サイトよりIMDbデータのフォトギャラリーがおすすめ。特にヒロイン役の女優さんと向き合って横たわってる写真の中年のようなお腹には萎えること必至です。「マイ・フレンド・フォーエバー」のフォトギャラリーあたりで子役時代の姿を合わせてご覧いただくと驚きも倍増でありましょう。ああ頑張れブラッド・レンフロ!
****** デュースワイルド 【DEUCES WILD】
2002年 アメリカ / 日本公開:2003年 監督:スコット・カルヴァート 出演:スティーヴン・ドーフ、ブラッド・レンフロ、ノーマン・リーダス フェアルーザ・バーク、マット・ディロン、ジェームズ・フランコ (劇場鑑賞)
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