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2002年11月30日(土) ウェイキング・ライフ

アート系アニメ。実写で撮った上からデジタルペインティングしてあるそうです。大変前衛的というか何というか、目にあまりやさしくない色彩で非スムーズにうねうね動く。空飛んだり目が飛び出たり顔色がカラフルに変化したり雲になって消えたり、摩訶不思議映像体験、トリップ・ムービー。 公式サイトは→コチラ


夢の世界から抜け出せずにいる主人公の青年が様々な人達の話を聞き続けるというストーリー…というかストーリーと言えるんだろうかこれは…。何のヒネリもなくフツーに実写で撮ってたらドキュメンタリーでも通用しそう。前後の脈絡関係なく(それが夢だろうと言われれば確かにそうなんだけど)大勢の人が次々出てきて喋る喋る。とにかく喋りまくる。
それがまた、人間とは何なのか?死とは何なのか?我々はどこにいくのか?みたいなメンタルで哲学的なダイアローグ&モノローグの連続。

つまり、普通にアーティスティックなトリップ・ムービーだったら映像の奇抜さで観る者を酔わせるのであろうけれども、この作品はその視覚的効果に加えて言葉でも攻めるわけです。目も耳も攻める。右脳と一緒に左脳も刺激されてる感じ? しかもセリフが多くて切り替わりも早い。律儀に真面目につきあってるとホントにトリップできそうです。

なんか見終わった瞬間は、脳がぐったりお腹いっぱいー、って感じだったんだけど、今になってみるともう一回見直したいような気がしないでもないなあ。結構好きかも。ただ私は英語がまったくできないので、耳で聞くとか言っても結局は目から情報を入れてたわけで、その辺が悔しいです。英語で聞ければ印象も違うのでしょう。吹き替えで見るのもいいかも。


キャストとして名を連ねてるイーサン・ホーク&ジュリー・デルピーといえば「恋人までの距離」ペア。というか、監督が同じなんですよねあの映画と今作と。今回もベッドの中であの続きのような語り合いをしてくれてちょっと嬉しかったです。出番はあっという間だったけど。
…いや、この映画ね、下の↓出演者のところに一応イーサンやジュリーの名前を書いたけど、主演のワイリー・ウィギンズ以外は、みんなほとんどワンシーンずつしか出てこないんですよ。ソダーバーグ監督なんかもね、あっソダーバーグだ!って思ったらそれで終わり(笑)。


そして。このリチャード・リンクレイター監督の次回作「Tape」の予告編もやってました!
なんだかちょっと、これ面白そうよ!というより私が好きそうよ! 出演はやっぱりイーサン・ホーク、そして奥様ユマ・サーマン、あとはおなじみ仲良しのロバート・ショーン・レナード。うん、息の合った仕上がりが期待できそうですね〜。楽しみ!
情報は→コチラ。予告編は→コチラで見られます。(要Win. Media Player)。



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ウェイキング・ライフ 【WAKING LIFE】〔アニメ〕 

2001年 アメリカ / 日本公開:2002年
監督:リチャード・リンクレイター
出演(声):ワイリー・ウィギンズ、イーサン・ホーク、
ジュリー・デルピー、スティーヴン・ソダーバーグ、etc.…
(劇場鑑賞)


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