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2002年10月15日(火) ロード・トゥ・パーディション

いろんな意味で映画的に綺麗に収まってる作品だと思いました。まあその分薄味ではあるんだけど、映画の完成度としてはひとまず文句なし。(わー偉そ)
父と子の姿を多角的に描きつつマフィアものの要素もロードムービーの要素も持ち合わせていて、ストーリーも奇抜すぎず王道的にまとまってます。禁酒法時代という舞台設定も久々に見たなあ。映像もキレイで、雪、雨、雑踏などの背景と人物を巧みに組み合わせた絵になるシーンがたくさん。特に降りしきる雨の中ポール・ニューマンとトム・ハンクスがゆっくりと対峙する場面の映像美たるや実に趣深く余情たっぷりで、うおー!これぞ映画だよ!と思わず雄叫び上げちまいました(心の中で)。あと、これは個人的な好みの問題かもしれないけど、音楽がとても美しかった。サム・メンデス監督はこれが二作目なんですよね。「アメリカン・ビューティ」はまだ観てないので今度チェックしてみようっと。


----------(以下延々ジュード・ロウ語り)-------------


ねえ!それはそうとジュード・ロウのあのウワサの頭髪をご覧になりまして皆様?激ヤバ☆ あれはオッケーなんでしょうか。え?オッケーですか。そうですか。あまりにリアルというか何というか、笑いを堪えつつもちょっと本気で心配してしまった自分を否めません。「アラぁ?元々ああいう髪型なんじゃないのぉ?クックック」などと抜かしやがった友人はとりあえずグーで一発殴っておきましたけど。…いえあの、違いますからね? わざとですからね? 自然に薄く見えるように、なんとかスコープとかいう機械で確認しながら毛髪を一本一本カットしたのだそうです。
(*一体どんなヘアスタイルなのさ!と気になった方、こちら→公式サイトのイメージギャラリーをどうぞ。失笑禁止。←自分は笑ったくせに)

そして髪型のみにとどまらず歯も汚くして顔色悪いし挙動不審、変質者ぶりを遺憾なく発揮しております。素晴らしい演技力! 見事にイッちゃってるYO! 何たってネ○○フィリア入った殺し屋だからネ! 初めて殺しに向かうシーンなんてアナタ、猫背運転でダイナーに駆けつけるや否やニタニタ笑って薄気味悪い迫力をまき散らし、完全にトム・ハンクスを食ってます。 素敵! ていうかコーヒーに砂糖入れすぎよ!(それは関係ない) コインの指渡しは練習したのかしら。それとも特技?(それも関係ない)

まあそういうわけで美貌に鞭打つ役柄ではありながら、自ら進んでこのキャラに没頭してる感じが伝わってきて非常に良かったです。なんだかなあ、ジュード・ロウの、こういう、与えられた役柄に対するなりきり具合というのは、私的にジェームズ・スペイダーの次くらいにツボだよ。って、わかる人にしかわからないような比較ですみませんけど(笑)。
あとこの人は主演よりも、こういう一歩引いた脇役の時の方がキラリと光る演技を見せるような気がしました。「A.I.」とか「ガタカ」とかさ。良かったよね。

ああジュードについて語ってるとキリがないので今日はこの辺でやめ。次はようやく「リプリー」観ます。今頃「リプリー」って(笑)。でも楽しみだ。



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ロード・トゥ・パーディション 【ROAD TO PERDITION】

2002年 アメリカ / 日本公開:2002年
監督:サム・メンデス
出演:トム・ハンクス、ポール・ニューマン、ジュード・ロウ
(劇場鑑賞)


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