ひとコマ
何気ない日常のひとコマ

2003年08月16日(土) 星野道夫の宇宙/五山の送り火/サギ山

午後からは混むだろうと思い、

午前中に3人で京都大丸へと出かけました。

目的は「星野道夫の宇宙」展。

ついた頃には、もう11時を回っていましたが、

会場はまだ比較的空いていて、

ゆっくり見ることが出来ました。

ふだん、娘を原画展などに連れて行っても、

さぁーっと流すように見て、「はい、おしまい」となるので、

ゆっくりと見たい私としては困ってしまうのですが、

この星野道夫さんの写真には、娘も引き寄せられたのか、

1枚、1枚の写真を、丁寧にじっくりと見て行きました。

大阪の時に買った図録が彼女にとって予習となっていたようで、

「これ、ホッキョクキツネ?」とか、

カリブーの写真を見て、「あ、家にある本の写真だ♪」とか…

うれしい反応。

そして、「これは夏だね。」「あ、秋になった。」と

写真から季節を感じている娘。

うん、空の色、草の色…いろんなものが季節を語りかけてくれるね…。(^-^)

オーロラの写真も不思議そうに見ています。

パパも、オーロラ見に行きたい熱が再燃したみたい…。

いつか見に行けるといいね…♪


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今夜は五山の送り火でした。

家のリビングから、「大」の字に点火されるのを見て、

それから北山通りをてくてくと歩いて、「法」の山のふもとへ。

去年はたしか、うちわを持って出かけましたが、

今年は涼しいので、長袖を羽織って出かけました。

リリリリリィと鳴く虫の音が聞こえてくると、

夏の終盤というよりは、もう秋になってしまったのかしら…

という雰囲気です。

しばらく「法」の燃える様子を見た後、

そこから南下して、「妙」が見える場所を探していました。

すると、ひょんなところから「船形」が見えたのです。

どこかと申しますと、工繊大の小さな通用門の隙間から…笑。

小さいながらも完全な形で見えます。

ちょっと嬉しい…(^-^)

馬橋の辺りから、消えかけた「妙」をながめ、

今年も送り火はおしまいです…。

「もっと見たかった」と、

しょんぼりしている娘を連れて、

高野川沿いをとぼとぼと歩きます。

川は先日の雨で、ずいぶんと水かさが増し、

流れもずいぶんと速くなっていました。

こんなに水量があって、

一体コサギたちはどうしているのかしら…と、思っていましたら、

ふと、向こう岸のうっそうとした木々の間に点々と白いものが…。


「あれ、コサギたちじゃない?」


そう…、二十羽近くのコサギたちが集まって、

まるで木に実がなっているかのように、留まっているのでした。

点々…とじゃない、

明らかに彼等はそこに集まって眠っているのです。

家に帰って、娘の図鑑を取り出して調べてみましたら、

どうやら、これを「サギ山」と呼ぶらしい…。

昼間は、コサギたちがこんなに集まっているのを

あまり見かけないのですが、

夜はここに集まって、皆でねむるのですね…。

ところで、サギの数を数えてみたんですが、

私とパパと娘と…それぞれ数が違うのです…なぜ!?(笑)






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