兎に角日記
三日に一度は兎に角と書いてしまう。

2014年09月09日(火) 明日産もうか?

一週間ぶりの検診。
先生が、何度も超音波の画面を見ながら、双子の片割れの大きさを測り直しているので、??となっていた。
午後もう一度見ましょうと言われた時、今日は手術が数件入っていると聞かされていたので、きっと忙しいんだろうと思っただけだったのに、午後、ベテラン先生が私のお腹の超音波を見て言った。

小さすぎるじゃん!

だって。


あれ……?
先週二人とも2000g超えたって言ってなかったでしたっけか。


とりあえず医師同士で相談するから、点滴レベルUPして、多分、子供の成長が良くなるような点滴を追加するねと言われて部屋に戻る。

新しい点滴を追加されつつ、また体のかゆみが増えるのかなぁとか、あと一週間で生む予定なのに、そんな、一週間で成長するのかなぁとか、思いながら、ベッドに寝転がってゴロゴロしていた。

と、そこへ先生が二人やってきて。

「今日とか、家の人と連絡取れる? 来れる?」と言われ
「今日…ですか? うーん、呼べば来ますけど」
「ん、じゃあ明日産むか!」

明日っすか。
明日ですって。

マジですか―。

帝王切開というか、大きな手術初体験なんですけど!
軽いパニックになりつつ、同室の人たちにぎょっとされつつ、あっという間に手術の準備が進められていきますよ。

私はとにかく、明日手術になった旨を旦那に伝えようと電話をかけまくりますが繋がりません。
とりあえず実家にかけて、先に伝えて、改めて旦那に。
研修中だった旦那が、小声でびっくりするのを電話越しに聞いた。

来られるかどうか分かるのは夕方になると言われて、最悪手術付添は母だなと思いながらその旨先生へ。
下半身麻酔がダメな場合、全身麻酔に切り替えたりするので、誰か同意してくれる人が同席していないと、手術ができないのですわ。

丁度この日の朝、私は個室の希望を届けていた。
今までは産んでから個室でいいと思っていたのだけど、あまりにもプライベートな時間がなくて、個室でゆっくり子供の名前を決めたりしたいと、個室が空いたらでいいので、産む前から入りたいと思ったわけです。

でも。
明日って。
個室空いてないじゃーん! と思っていたら。

空きました、って連絡が入り。急きょ大部屋から荷物を抱えて引っ越し。
しかも、ちょうど遊びに来ていた友人に手伝わせる。(私は点滴に繋がれているし、重いものが持てない)

どたばたしながら移動して、術後、足に血栓ができてその血栓が肺に飛ばないようにと履く、着圧ソックスのサイズを確認、明日履けばいいのかと思っていたら、すぐに履けと言われる。

そして旦那、都合をつけて明日来てくれると決まる。
正直、来られないと言われたら、私ちょっと旦那の事キライになってたと思います。
ある程度融通の利く仕事だと知っているからですけども。贅沢だとは思いますけども。

で。
母が来て。
少し話して、帰って行った。


………一人きり。
個室でよかった。
大部屋だったら私、きっとみんなに同じ愚痴を繰り返し聞かせていたに違いない。

怖いわーとか、なんで急にとか。



なんで急にかといえば。

子供の片方が育っていなかったと分かったから。
どうも、2週間前から成長がごく緩やかになっていた模様。

せんせいのみまちがいだったんだね!

大きな声じゃ言えないけど、ごしんかな!?

ずっと胎盤も別々の双子だと思っていたら、胎盤を共有していたらしい。で、男の子のほうが胎盤にくっついている範囲が広かったらしく、どんどん栄養を吸って、女の子のほうにあまり行っていなかったらしい。
お腹のキャパシティ的にも、すぐに手術して外で育ててあげた方がいい、と言う判断。

ええとそれ、2週間前だったらどういう判断だったのかな……と思いつつ、追求しても何にもならないなと思って、ただうなづく私。

明日、早く旦那さん来てくれたらいいな……と思いながら。
3時くらいにようやく眠る。


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