兎に角日記
三日に一度は兎に角と書いてしまう。

2004年10月02日(土) イチロー / NHKスペシャル

イチロー、凄いね! 素直に感動。
ここまでヤフーの速報なんかで見守ってましたが(学校職員全員で)、こうして土曜日に試合が見られる状態で、記録を見ることができてよかった。
その後の記者会見を見て、惚れ直した。
努力の人だね。マリナーズは負けっぱなしだったけど、その中でも頑張った。
長谷川選手が、同チームのイチローを一ファンとして見ていました、とか言ってた。そしてイチローが孤独のように見えたとも言っていた。
決してチームで孤独であるという事は無かったのだろうけれど、周りに引き込まれない自分だけの世界を、持ってこのシーズンを過ごして来たのかなと思った。
なんか感動しすぎて今のところ上手く言えないけど。
きっと人として尊敬できる人だから、同じ日本人として、つい自慢してしまうね。
や、こんな時だけ日本人を強調してしまう、そういう一市民。


***

日本人って凄いんだよというつながりで。
NHKスペシャル電気自動車の開発を見た。
ガイアの夜明けとか、ニュースジャパンのコーナーとか、日本の企業や技術者が頑張ってる所を見られる番組は大好きだな。

最高時速400キロ(F1以上)と脅威の加速力、八輪駆動の電気自動車は凄かった。
自動車企業の開発ではなく、研究者として純粋に、早く、性能良く、安全でクリーンなものを作っていこうと、色々な分野の技術者を取りまとめる。
三村、三島両氏はいつも眉を寄せていて、いつも真剣な目をしていて。そして技術者をして
「この人が要であり、この人が居なければ私たちはばらばらで何の力も無い」と言わしめる人。
電気自動車は、突き詰めれば電気の発生に風水地以外の力……つまりは原子力を使う事でもあるから、本当にクリーンかといわれれば、違うと私は思うけれど。
それでも単純に、できあがった車は未来の車に見えたです。
テストドライバーを勤めた片山右京さんが
「バックトゥザフューチャーみたいな加速力ですよ。エンジンではありえない。このままどこかにワープしそうな、あの感じ」
と表現したのが、素朴で説得力のある言葉で印象的だった。

中国でも電気自動車は開発されている。三村・三島両氏は中国に出かけていって、なんと自分たちの開発した車の映像を惜しげもなく見せた。
私だったらそんな事しやしない。中国は脅威ですもん、ちょっとでも技術を見せたら、100倍返しだと思うのね。
中国の技術者たちは、打ちのめされたように見えた。ちょっとかわいそうなくらい。でもその後、  教授の論文はすでに全て読んでいる事、研究もしていること、情報を集めている、などと語った。
もし、隠したらこんな風には言ってくれなかったかもしれない。

最後に見せた、自動車会社の社員たちの前での、走行テストの場面で。
社員たちは笑顔を見せていた。
教授の真剣な表情を思い出して、こりゃいつか自動車は自動車に負けるかな、と思った。
あの笑顔の裏に、負けん気が隠されているならば別なんだけど。
それでも、教授は自動車会社の人に、とうとう認められたのだと笑顔を見せていた。


今日は色々とね。
日本人って格好いいなと思った日でしたよ。



そしてたまたま放映していたタイタニックのラストシーンだけ観て泣く。
チクショー。もう二度と見るまいと思ってたのに。
いつも、好きな人に先に死なれる映画には弱い。
今朝なんてそういう夢で泣いて(タイタニックではなく。普通のフィクションで)胸が痛くて目が覚めた。

では、また明日。


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