| 2003年04月25日(金) |
留守録を消すとき考えること。 |
「はだしのゲン」を読んで、悪夢にうなされたことがある。 原爆が落ちて荒野になった空の下で、自分だけが生き残るという、怖い夢だ。 いっそ一緒に死んじゃったほうがナンボもマシだった。と思いながら、空を見上げて。なーんにもなくて誰もいなくてとても寂しい。
と、それがトラウマになっている為、留守電に入れられた誰かからの伝言を(特に親しく近しいヒトからの)消さなければならなくなったとき。 (もしも明日、世界が終わって自分だけ生き残ることになったら、この伝言消したのをきっと後悔する……) と本気で思う。 つまり、もし自分だけ生き残ったら、携帯に残された肉声を幾度も繰り返して聞くだろうと言うことなんだな。
クラーイ想像だけど、本当にいつもそう思うのだ。 似たようなので、「もし自分が無人島に流されたら」と言うちょっとコミカルなのがあるが、そっちは実現しそうにないので、大丈夫だと思う。
もし。 自分が突然一人になり、ある程度の文明が身の回りからなくなったら。 と考えることが割りと多い。 今「大草原の小さな家」のシリーズを読んでいるが、チーズの作り方、バターの作り方、ジャムやら肉の燻製の作り方など、真剣に読む。 もしも……の延長がそこにある。 本気で世界がいきなり崩壊、なんて事を考えているならば、専門書を買ってアウトドア生活していると思うんだが、夢みたいな……と考えているので、その辺は微妙。 無人島に流されることになったら、「神秘の島」と「大草原の〜シリーズ」と「孤島の少年」と「ロビンソー・クルーソー」。「始原への旅立ちシリーズ」この辺があれば大丈夫だろうか? などと本気半分で思ったりもしている。 無茶だと言うのは分かっている。 そんな本より植物図鑑を持っていたほうがナンボもよさそうだと言うことも。
思うのは。たとえばチーズを作るため牛乳を発酵させ熟成させると言うことは知っていても、じゃあどうやって? といわれると分からない。 検索してみよう。
スターターを加え撹拌する レンネットを入れる
スターターってなんだ。レンネットって何だ? スターターはどうやら乳酸菌らしい。レンネットは凝乳酵素だそうだ。 じゃあ、もし無人島に流されて、たまたまそこにヤギがいたら。 チーズが食べたいじゃないか!! で? 乳酸菌はどこで手に入れたらいいのだ。凝乳酵素は?
そこで大草原の小さな家の出番である。 草を食べたことのない子牛の胃の皮(これはレネットと書いてあった。ほほぅ…)を、ぬるま湯に浸したものを布に包み、丁度よく暖めた牛乳の中に、布ごと絞った絞り汁を入れて、良くかき混ぜ、ストーブのそばの温かい場所に置く。しばらくしたら牛乳がどろどろになってきて、すべっこいプルプルした塊になる。塊は小さい角切りにして、余分な水分を抜き、布袋に流し込み、すっかり水が抜けたら鍋に明け、塩をしつつ良く混ぜる。チーズ様の「タガ」の中に布を広げて、塩をした塊を乗せて重石で押しをする。 翌朝に丸い黄色いチーズになったのを、余分なところを削って回りに布を巻き、布の回りに新しいバターを塗り、毎日、濡れた布で拭き、バターを塗り、裏がえす。 これを何日も繰り返すと、漸くできる。と書いてある。
難しそうだが、どうにか鳴りそうだ。多分ヤギだったらヤギの胃袋でもいいだろう。 胃袋に酵素があるんだね。昔の人は凄いな。よくそんなの発見したよ。
ちなみにバターの作り方なら何とかわかる。 だが、メープルシロップの作り方というのは……見たこともない道具の事が書いてあったりするもんで、何とか想像しては見るものの、やっぱり良く分からないことが多かった。調べてみようと思う。
と、まぁ。 留守録を消すとき、こんなことをいつも考えています。
では、また明日。
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