先日おにぎりを作っていて、ふと母の作るそれを思い出した。
鮭や焼タラコなどは全部ほぐし混ぜご飯にしてから握っていて それまで何とも思わず食べていたのだが、大人になって 『朝の忙しい時間に手間かけてたなぁ』と思ったものだ。 確か『(混ぜた方が)まんべんなく具があって、おいしいでしょ』 そう言っていたのは憶えている。
2日くらい前、これを作り始めた理由を聞く機会があった。
それによると結婚したての頃、大学生だった父方の叔父が近くに住んでおり 今のようにコンビニもない時代 彼が旅行に行くときに持たせたのが発端だったという。 叔父は全くというわけではないが少々左手が不自由で 具が真ん中にゴロンと入ったものだと 下手をすれば落としてしまう可能性がある。 両手が何ともなければ咄嗟に押さえることもできるだろうけれど 叔父にはそれができない。 だから混ぜご飯にしたのよ と。
なるほどと思った。 もっともその後私ら子供2人が生まれてからは 『小骨が刺さると大変だから』という理由もできたらしい。
料理全般いつも『おいしくなぁれ』と思いながらやってはいるのだが 不思議とおにぎりはその念(?)が強いような気がする。
“手で握る”からなのだろうか。
|