トラックには時折、意味の分からない字があったりする。
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用があって実家にいた、お昼すぎのこと。
実母が突然、全く何の脈絡もなしに 『あの、何だっけ…夜いきなり飛び込んでくる虫…!』と言ったまま 顔を真っ赤にして笑い始めた。 こちらは何のことやら分からず、けれど娘であるがゆえの洞察力で 『あぁ、カナブン?』と答えたものの、一向に意味が分からない。
それからひとしきり1人で笑った母が息をぜいぜいさせながら 『…アイシャドウ!』と言ったところで全て分かった。
その時私がつけていたアイカラーの色がゴールド系のものだったので それがカナブンの羽に見えたということを。 まぁ別段怒るようなことでもないし (気の置けない女同士ならよくあることだ) それ以前に私は母の反応がおかしくて2人でそれぞれバカ笑いしていた。
が。
笑っていなかったのが1人。父である。 後で私のいない場所で母にこう言ったらしい。
『あのなぁ、カナブンて○○○(私)は大笑いしてたけど あれは失礼だぞ。きっと傷ついてる!』
女2人、それを聞いてまたバカ笑い。
ちなみに父に『そんなことないんだってば』といくら言っても 『いや、失礼だ!』と頑として譲らなかった。 ヘンなところで思い込み激しいんだからと苦笑いしてハタと気付く。
私もそういうトコあるかも…!
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