今の職場に勤めて早10年。 10年もいたにも関わらず、今日初めて お客様から名前で呼ばれた。というか、憶えられた。
従業員といったって、70を超えた社長夫人と私だけだから お客様にしてみれば名前を憶える必要もない。
よって
「若い方の方」 (別に若くはないが、もう片方が70過ぎでは この呼ばれ方とて不自然ではない) 「背の高い方」 (見たそのまま) 「もう一方の方」(消去法) 「お嬢さん・娘さん」 (実の娘と勘違いされることは日常茶飯事)
と言われればそれは私のことを指している。 特にネームプレートなんてものも存在しないし。
ところが今日、閉店後駅へ歩いている時 いきなり背後から『○○さーん!!』と声をかけられた。 びっくりして振り向くと、数m後ろに常連のお客様。 どうやら社長夫人に私の名前を聞いたらしい。
あまりにも突然でもの凄く驚いたけれど、 驚いた反面、少し嬉しかったりもする。
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