今朝、ひょんなことから『ナポリ式ピッツァ』に認定があることを知る。 しかも認定を出すのが 『アッソチアツィオーネ・ヴェーラ・ピッツァ・ナポレターナ』という 舌を噛むか、一行でおさまるか分からないほど長い機関らしい。
訳すと『正真正銘ナポリピッツァ協会』。 ……もう少し訳し方がなかったのだろうか。 (『真のナポリピッツァ協会』とあるところもあるが、同じだろう。)
それはさておき、この認定を受ける条件が非常に厳しい。 焼くための窯や燃料、粉の種類、こね方、伸ばし方と とても細かい部分に至るまで決められている。 国内でも、認定を受けたお店はその旨を看板に出している。 今日になって調べたら、以前行ったことがあるお店もあった。 確かに美味しかったけれど。
でも正直なところ、何だかなぁと思う部分もあるわけで。
例えば日本では『国民食』とまで言われるカレー。 あれに『正真正銘カレー協会』(架空)の 認定の是非がついてしまったら大変だろう。 ○アジ・○サバではないけれど、条件を満たしていなければダメというような。 まず間違いなく『お母さんのカレー』と『子供用レトルトカレー』は脱落必至。 韓国のレストランで八宝菜のようなカレーが出てきたけど、これもきっとダメだと思う。
いくら他国に自国の味を取り入れてみても、その国の味覚に 変えざるを得ない料理は沢山あって、それがまた新しい食文化にもなるわけで。
とどのつまり、何が言いたいかといえば
何故自分の舌をアンテナにしないかなぁ?と。
ガイドブックやグルメ系サイトにゃ情報が溢れる昨今 そんな『お墨付き』がまだ必要なのかしらん。
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